最新の更新

明日6月24日(土)は、話題の新ブランド・CS Portの試聴会です。只今準備中。

日本発・真空管アンプのトップエンド・ブランド『CS Port』の試聴会を、 明日6月24日(土)に開催させて頂きます。 只今、準備中。 ※CS Portのセッティング中 今回は、CS Portのファーストプロダクツ3モデルをご用意。 ※CS Po...

2016年8月24日水曜日

『ダンピング・ファクター』って、この頃よく聞きますよね。この数値が違うとどうなるのか、実験してみました。

パワーアンプの性能を表すスペックの1つに、
『ダンピング・ファクター』というのがあるのはご存知かと思います。

ダンピング・ファクターは、
周波数50Hzの時のアンプの出力インピーダンスを測定し(測定時には、8Ωの抵抗を使用)、
標準値である8Ωを、計測値で割る事で産出されます。

今回実験に使用した、Accuphaseの『A-70』は、ダンピング・ファクター値が800です。

逆に計算すると、8Ω÷800=0.01Ωとなり、
『A-70』の出力インピーダンスは0.01Ωであることが分かります。
※ダンピング・ファクター800は保証値で、実際にはそれ以上だそうです。


ダンピング・ファクターの違うモデルを用意して聞き比べ・・・という手もあったのですが、
ダンピング・ファクターの差の前に、モデルごとの音色の違いのに関する問題もあり、
どうしたものか・・・となりましたが、アキュフェーズさんの提案で、
今回は、スピーカーとアンプの間に抵抗器を入れる事で、
仮想的にダンピング・ファクターを下げる方法で検証する事になりました。



まずは、ストレートにスピーカに接続しました。


※100Hzパルス信号

その際の波形もチェック、という事で100Hzのパルス信号を計測してみました。
暴れの無い、きれいな波形が出ている事が確認できます。


その後10Ωのダンピング抵抗を挿入してみました。
ダンピング・ファクター(DF)は、
8Ω÷10Ω=0.8となり、おおよそ1という、
真空管アンプ(の中でもDF値が低い部類)相当になります。

高域は抵抗器の音色の問題があるので、一先ず無視。低域だけ集中して聞きます。

ベース音はストレート接続に比べ、かなり量感が増しますが、
全体的に一聴でわかる位、ぼやけた感じになります。
よく言えば、豊かで聞き疲れしない音と言えますが、
ストレート接続を聴いた後では、低域の伸びと解像度に不満を覚える事も事実です。

その際の波形もチェック。


※100Hzパルス信号 10Ω抵抗挿入

波形の高さが低いのは、抵抗で信号が下がったためです。
注目は、パルス信号の後の暴れです。
ダンピング・ファクターが低い状況では、
信号が切れた後、ユニットの振動板を止める事が出来ず、
出力された信号に付帯音が加わっている事がわかります。

この暴れが、試聴の際に感じた豊かさにつながっているとも言えます。


次に0.1Ωの抵抗を挿入。
ひと昔前のパワーアンプの標準的な値、ダンピング・ファクター100を再現しました。


※100Hzパルス信号 0.1Ω抵抗挿入

ストレート接続に比べると、若干ボーカルがぼやけるように感じます。
ほんの少しの信号の暴れが出ている事も、測定からわかります。

0.1Ωほどではありませんが、スピーカーケーブルを長くした場合、
ケーブルの抵抗値でダンピング・ファクターが下がる事もあります。

セパレートアンプユーザーで、パワーアンプをスピーカーのそばに設置した時に、
スピーカーケーブルを長くしたときに比べ、低域の切れが増すように感じるのは、
この少しの暴れが抑えられる事が、聴感上でも感じられている事を示しています。



今回の実験は、スタッフの勉強の為に行っていただきましたが、
いつか皆さんにもご体験頂ける機会をつくりたい・・・と思える内容でした。




▽△

0 件のコメント:

コメントを投稿

Accuphase・オーディオスクェア全店取扱いしています

Accuphase・オーディオスクェア全店取扱いしています
ノジマ・オーディオスクェアは、Accuphase製品、神奈川県No.1の正規取扱い法人です。メンテナンスも含めご相談お待ちしています。