TANNOYのトールボーイ型スピーカー『Definition DC8Ti』のお届けです。
K様からは、現在使用中のスピーカーは、
『高解像度でクリアーなのだけれど、中低域の密度感が乏しい』、というご相談を受けました。
さらに詳しくお話をうかがうと、
サックスやボーカルに厚みが欲しい、
演奏者がスピーカーの少し前に立つような、音像感、実在感が欲しい、
といったご希望も出てきました。
『JBLの、4429などはいかがですか?』とご提案した所、
設置場所の関係で、幅のあるスピーカーは難しいとの事。
そこで、ご提案させて頂いたのがTANNOYの『Definitionシリーズ』でした。
『Definitionシリーズ』の源流は、1990年代に販売されていたプロ用の『STUDIOシリーズ』。
このシリーズは、日本でもビクター・スタジオなど、
ジャズやポピュラー系の、録音、マスタリングスタジオで活躍しました。
この『STUDIOシリーズ』用のユニットを、コンシューマー向けに、
トールボーイ型のエンクロージャーに収めた物が『Definitionシリーズ』のはじまりです。
そんな事もあり、包み込まれるような雰囲気の良い『PRESTIGEシリーズ』とは違い、
1つ1つの音の実在感があり、結構ガツンとした骨太なサウンドを奏でます。
もちろん『PRESTIGEシリーズ』と双璧となる高級機でもありますから、
質感表現も高く、高域の伸びなどはスーパーツィーター要らずといったところです。
K様も、当初は『TANNOYでJAZZ?』という感じでしたが、
実際に『Definition DC8Ti』をお聞きいただくと、
『アンティークなデザインのPRESTIGEシリーズとは、大分違う!!』とお気に召して頂けました。
設置場所にも『Definition DC8Ti』であれば大丈夫と、ご購入頂く事になりました。
※K様宅のシステム
搬入当日(土曜日)はあいにくの雨でしたが、無事設置完了。
いままでのスピーカーに比べ高域がちょっと強めですが、まだまだおろしたて。
TANNOYはツィーターが馴染むのに少々時間が必要なのは、今も昔も変わりません。
アンプの入れ替えなどで、久々にオーディオの魅力を再発見中のK様。
古いレコードを磨きながら、次はレコード再生のグレードアップをお考えとの事です。
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