YAMAHAの125周年記念モデル S3000シリーズの日本国内での発売が決定したそうです。
(2013年6月 STEREO SOUND内の記事にて。すでにヨーロッパでは発表済です。)
現在、YAMAHAには S2000シリーズと言うHiFiシリーズが存在していますが、
1980年初頭のレコードプレーヤー GT-2000、
1987年の100周年記念モデル 10000シリーズ(CD、プリ、パワー)、
1990年初頭のCDプレーヤー GT-CD1
等々、今も語り継がれる製品達を思い浮かべると、
『もっと突き抜けた、YAMAHAらしい製品』を待ち望む声も多くありました。
そんな皆さんの、期待に応えてくれるであろう新シリーズが 『S3000』 です。
A-S3000 プリメインアンプ 定価500,000円前後(予想)サイドパネルは、ピアノブラック仕上げ。
フロントパネルは、写真のシルバーとブラックの2色。
ノブ等は、先に発売されているS2000シリーズ同様、往年のモデルを意識させる形状です。
さらに、10000シリーズを彷彿とさせる、アナログメーターを採用しました。
もちろん全段フルバランス伝送を採用。
ペアとなるCDプレーヤー、CD-S3000とのバランス接続時には、
D/A変換以後、グラウンドからフローティングされる設計となっています。
今回、パワーアンプの素子にはMOS-FETを採用しています。
大型のトロイダルトランスをフロントに設置。
コンデンサーには太いケーブルを直接ネジ止めすることで、内部インピーダンスを下げています。
高性能なデジタルボリュームの採用等、徹底した信号経路の短縮化も合わせ、
プリメインアンプとしては驚異的な、ダンピングファクター250を達成しています。
もちろん、高性能フォノイコライザーも搭載しています。
YAMAHAらしい高性能ヘッドアンプを搭載し、MCカートリッジにもしっかり対応しています。
フロントパネルは7㎜、トップパネルは6㎜の厚みのアルミを採用。
内部も強固な補強が入り、スパイク設置も可能な脚部を採用した高剛性筐体は、
往年のGT思想を思い起こします。
A-S3000 基本スペック
出力 : 100w+100w(8Ω)、160w+160w(4Ω) : 20Hz~20kHz/0.07%THD
バランス入力 : 2系統(位相切替可)
スピーカー出力 : 2系統(切替可)
プリ・パワー分離可能 / メイン入力ポジションあり(パワーアンプとして使用可)
サイズ : W435 mm*H180mm*D464mm
重量 : 24.6 kg
※スペックデータはヨーロッパ向けカタログより抜粋
CD-S3000 SACDプレーヤー 定価500,000円前後(予想)
A-S3000とデザインを合わせ、サイドパネルはピアノブラック仕上げになっています。
フロントパネルも7㎜厚のアルミ製です。
CD-S2000から大幅な変更が随所になされています。
シャーシも、メカを挟むように梁がフロントからリアにかけて、新たに設けられました。
S2000では筐体左側にあった2つの電源トランスは、筐体の左右変更。
左はデジタル系、右はアナログ系となっています。
今回は、どちらもトロイダルトランスへと変更されました(S2000はEI型とトロイダル型 各1基)。
高剛性のアルミトレーを採用した、YAMAHA自社製メカの下部には、
完全な水平を可能にする、強固なベースが取り付けられています。
D/AコンバーターもESS社製へ。
1個に8回路分のD/Aコンバーターを搭載する、32bit対応のES9018です。
各chに4回路づつを使用。
HOT、COLDにそれぞれ2回路を使用します。
D/A変換後は、ディスクリートのバランス出力回路へ。
A-S3000と組み合わせることにより、パワーアンプに至るまで、
完全フルバランス伝送を可能にしています。
もちろん、最新モデルらしく、PCとのUSB接続にも対応。USB-DACとしても使用できます。
USBの入力は192kHz/24bitに対応しています。
ヨーロッパのサイトでは、ASIO2ドライバーの開発にも触れられていますので、
DSD再生に対応する可能性も、かなりの確率で期待できます。
CD-S3000 基本スペック
再生可能ディスク : SACD/CD
アナログ出力 : バランス・RCA 各1系統
デジタル入力 : 同軸・光・USB-B 各1系統
デジタル出力 : 同軸・光 各1系統
サイズ : W435mm*H142mm *D440mm
重量 : 19.2kg
※スペックデータはヨーロッパ向けカタログより抜粋
紙面では9月発売・・・と書かれていましたが、
S2000シリーズも、ヨーロッパで発表後、すぐに国内での販売のアナウンスがされました。
実際に、同時に発表されたCD-N500は、すでに国内でも販売されています。
この夏、ミドルクラスの新しい風をおこすであろうS3000シリーズ。
正式発表があり次第、こちらにもアップさせていただきます。
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