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2015年8月13日木曜日

クラフト派におすすめ。FOSTEXの手頃なアクセサリー。

『FOSTEX・スピーカー製作講習会』で製作して頂くキットと、
組み合わせて使用するのにおすすめな、FOSTEX(フォステクス)の製品をご紹介します。


※FOSTEX P650K スピーカーボックス・キット完成品


スピーカーを作ってみたけれど、鳴らすアンプが無い!!
と言う方におすすめなのが、手のひらにのる小型アンプ『AP05』。


※FOSTEX AP05 ステレオアンプ

サイズはW86mm*H26mm*D67mm(突起物を含む最大サイズ)。
定格出力は5w+5wと、ディスクトップで使用するには十分な出力です。

対応インピーダンスも8~16Ωですから、
製作会で作製する『P650K・SP-BOXキット』を十分に鳴らせます。
定価も5,600円(税別)と、手頃なのもうれしい製品です。


もう少しパワーが欲しい方や、
『AP05』のオート・スタンバイモードがわずらわしいと言う方には、
定格出力15w+15wのデジタルアンプを搭載した『AP15d』がおすすめです。


※FOSTEX AP15d ステレオアンプ

『AP05』の入力はΦ3.5mmのステレオミニジャックですが、
『AP15d』には、RCA入力が装備されている点も魅力です。

サイズは『AP05』より少々大きくなって、W110mm*H30mm*D75mm(突起物含む)。
インピーダンスは4~8Ωに対応。定価は9,800円(税別)です。


アンプと、スピーカーが用意出来たら、音源を考える必要もありますね。

『AP15d』のRCA入力と組み合わせるなら、USB-DAC『PC100USB-HR』が、
価格も9,800円(税別)と手ごろで、PCオーディオ入門にもおすすめです。


※FOSTEX PC100USB-HR 96kHz/24bit対応USB-DAC

W66mm*H44mm*D70mmのコンパクトサイズ。
電源はUSBバスパワーでOK。
RCA出力の他、ヘッドフォン用のΦ3.5mmのステレオミニジャックも装備されています。


さあ、これで音も出る様になりましたから、
もう少しクラフトの楽しみと、魅力を味わってみましょう。


製作会で作製する『P650K・SP-BOXキット』に搭載される、
『P650K』はフルレンジ・ユニットです。


※FOSTEX P650K 6.5cmフルレンジ・ユニット

フルレンジ・ユニットは、1本で低域から高域まで全帯域を再生します。
更なる広帯域を狙うのであれば、ツィーターを加えて2ウェイシステムに発展させましょう。


※FOSTEX PT20K 20mmソフトドーム型ツィーター

『PT20K』は20kHz以上までフラットに再生できる、ソフトドーム型ツィーターです。
クロスオーバーは3kHz以上からですから、
ミドルサイズのウーハーと組わせて、2ウェイスピーカーを構築できます。

本来は、コイルとコンデンサー等を組み合わせてネットワークを組むのですが、
クロスオーバー周波数が変わると、思いのほか音のイメージが変わります。

初めて2ウェイのシステムを組むのなら、この違いも楽しんで頂きたいと思います。

でも、クロスオーバーや音量を調整する度に、コイルとコンデンサーを組み合わせて、
あーでも無い、こーでも無いと作り直すのはなかなか大変な事です。


※高域をカットするコイルと、低域をカットするコンデンサー

正直かなり面倒なのと、素子を変えてる間に前の音を忘れてしまいます(笑)。


・・・そんな時に活躍するのが、
チャンネルデバイダー(通称、チャンデバ)と呼ばれるものです。


 ※FOSTEX EN15 ステレオ2ウェイ型チャンネルデバイダー

チャンデバでは、ツィーターとウーハーが受け持つ帯域を切り替えるのと共に、
どのくらいの音量でそれぞれのユニットを鳴らすかを設定できます。

『EN15』では、
1kHz~6kHzの間で、自由にツィーターとウーハーの受け持ち帯域を切り替え可能。
更にツィーターの再生音量を、ウーハーに対して-10dB~0dBの間でコントロールできます。


※EN15を使用したシステムの接続図

通常のスピーカーは、
帯域を分けるネットワークと呼ばれる回路を、スピーカー本体内に搭載しています。
信号は、アンプ→ネットワーク(帯域分割)→スピーカーユニット、と言う流れになります。

『EN15』を使用したシステムでは、帯域をアンプの前で分けてしまします。
なので、ネットワーク(『EN15』で帯域分割)→アンプ→スピーカーユニット、となります。
こういったシステムを『マルチアンプ方式』と言います。

『マルチアンプ方式』は、
帯域を分ける事と、各ユニットの音量調整の自由度が高いだけではなく、
コンデンサーやコイルの様な、アンプからの信号をユニットに届ける際に、
信号の流れの妨げになる(でも無いと信号を割り振れない必要悪ともいえる)素子が無くなり、
ダイレクトにユニットを駆動することが出来るという、利点もプラスされます。

結果、低価格のアンプでも、驚くような高解像度サウンドを手に入れられます。


『P650K』1本に、ツィーターの『PT20K』を接続した場合は、
少々低域の量感に不満が出る可能性があります。
そんな時には、『P650K・SP-BOXキット』を片ch2本使用して、
2ウェイ3スピーカーのシステムに、発展させる事をおすすめします。

デジタルアンプの『AP15d』は、
4Ω負荷に対応していますから、2本の『P650K』を十分に鳴らす事が出来ます。


まずは、『P650K・SP-BOXキット』を1セット組み上げて、
少しづつグレードアップしていっては如何でしょうか。


FOSTEX・スピーカー製作講習会は、8月29日(土)に開催します

製作講習会の詳細は下のバナーをクリック↓

http://nojima-audiosquare.blogspot.jp/2015/07/fostex_31.html


講習会に関しましては、オーディオスクェア藤沢店にお電話下さい。
TEL 0466-31-0603

完成したキットは、オーディオスクェア藤沢店の店頭でデモ中です。




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