オーディオスクエアは、ノジマの高級オーディオショップです。 神奈川県に3店、千葉県に1店の計4店舗を展開中。 各店には、首都圏最大級の試聴ルームを完備しています。

2021年10月8日金曜日

LUXMAN LMC-5 MCカートリッジ

LUXMAN LMC-5 MCカートリッジとマグネシウム製ヘッドシェル 、OPPD-SH1
お借りしました。

普通に考えてお高い(23万円くらいですか?) カートリッジ
なので、ちょっと気まぐれに買ってみちゃうというお値段
ではないのでとてもありがたいです。これぞ、役得ですねw

アームに取り付けての印象は重い?SME のアームの
バランスウエイトがサブウエイト無しで目一杯後ろに
がっています。普段より1cm以上下げた印象です。

普段僕がリファレンスとして使っているカートリッジは
Denonの DL103GL なのですが、比較して見ると…

LMC-5 : 8.5g
DL-103GL : 9.3g

おや?むしろ軽いですね。そうなるとこれはヘッドシェル
の目方
の差ということになり
ます。

OPPD-SH1 : 13g
SME S2-R : 8g

リード線やネジの重量差もありますが…

LMC-5+OPPD-SH1 : 21.5g
DL103GL+SME S2-R : 17.3g

その差4.2g、なるほど、そういうことか!OPPD-SH1は
マグネシウム軽量シェルと銘打ってはいるものの、
それは高剛性な肉厚構造の割には…ということですね。

ちょっとカートリッジ自重に対してシェルが重めじゃね?
と思いましたが、この辺りの考え方は色々あるのでまぁ
いいです。

さて試聴させていただいた感想は、音の粒ダチはとても
良くて、ラックストーンも感じますがクセは少ない印象
でした。というか試聴続行中ですが。

一言で言えば

「新しい時代のつまりデジタル時代のアナログカートリッジ」

という感じです。とても品位を感じます。

先日のトランスのポストに書いた通り、僕のシステムはアナ
ログに照準を合わせてチューニングしています。そんな
システムでCDを聴くとイマイチで、それを面白くしたくて
DACとプリアンプの間にトランスを入れたりってやってる
ことを考えると、このカートリッジは多分真逆の役割を
担っていると思います。

つまりCDなりデジタル音源を十分に面白く聴けている方が、
そこにアナログプレーヤーを導入してみた時にアナログ臭
さが表に出過ぎて、バランスが取れない。きっと今の時代
にそういう方っていらっしゃると思います。そんな方に
ピッタリな高品位な素晴らしいカートリッジだと思いました。

最初に書かせていただいた通り、お高いカートリッジ。
高級コンポーネントというのは、あるタイプの音のための
組み合わせの中でスゴくいい仕事をして、別のタイプの中
に組込んだ時にはそうでもないというのが役割のように
捉えています。先に書いたようなシステムの仕上げ方に
なっている方、ぜひ導入をお勧めいたします。 











0 件のコメント:

Accuphase・オーディオスクエア全店取扱いしています

Accuphase・オーディオスクエア全店取扱いしています
ノジマ・オーディオスクエアは、Accuphase製品、神奈川県No.1の正規取扱い法人です。メンテナンスも含めご相談お待ちしています。