今回は、フィリップス・レーベルからの2枚となります。
まずは、ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ。
※ESOTERIC ESSD-90120
1900年代中期のソヴィエトを代表するヴァイオリニスト、ダヴィッド・オイストラフの代表作。
ヴァイオリン・ソナタ 第9番『クロイツェル』と、第5番『春』のカップリングです。。
1930年代後半から、彼が亡くなる1974年までの約40年間に数多くの録音を残していますが、
その中でもこの録音は、オイストラフの絶頂期の録音として、高い評価を得ています。
ピアノは、オイストラフと同世代で、
同じくソヴィエトを代表するピアニストであった、レフ・オーボリン。
円熟期の二人の名手によるステレオ録音である事も、この盤の価値を高めています。
ベートーヴェン : ヴァイオリン・ソナタ 第9番『クロイツェル』&第5番『春』(ESSD-90120)
ダヴィッド・オイストラフ : ヴァイオリン
レフ・オーボリン : ピアノ
録音 : 1962年10月 パリ、ルシャン・デュ・モンド
レーベル : DECCA(旧・フィリップス)
もう1枚は、シューベルトのピアノ五重奏曲『ます』。
※ESOTERIC ESSD-90121
ピアノは、アルフレッド・ブレンデル。
弦楽はクリーヴランド弦楽四重奏団。
当時のブレンデルは、1970年にフィリップスと専属契約を結んで以後、
ベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集をはじめ、
モーツァルトのピアノ協奏曲全集、ベートーヴェンンのピアノ協奏曲全集など、
大規模な録音を行うなど、大変積極的なレコーディング活動を行っていました。
そんな活動のまっっただ中、
1977年にアメリカの若手奏楽団、クリーヴランド弦楽四重奏楽団を迎え、
初めて取り組んだ室内楽が、このシューベルトの『ます』でした。
ブレンデルは、フィリップスでこの1977年と1994年の2回、
名盤と呼ばれる『ます』を録音しています。
2枚を聴き比べてみるのも、面白いのではないでしょうか。
カップリングは、1971年録音の幻想曲『さすらい人』。
フィリップス移籍直後に集中的に取り組んだ、シューベルトのピアノ作品集からの1曲です。
シューベルト : ピアノ五重奏曲『ます』&さすらい人幻想曲
アルフレッド・ブレンデル : ピアノ
クリーヴランド弦楽四重奏団(『ます』)
録音
・『ます』 : 1977年8月16、17日 ロンドン、ヘンリー・ウッド・ホール
・『さすらい人』 : 1971年11月13~19日 ザルツブルグ、モーツァテウム
レーベル : DECCA(旧・フィリップス)
定価はそれぞれ、3,143円(税別)。
SACDハイブリッド仕様です。
今回も、数量限定となっております。
本日より、ご予約承ります。
オーディオスクェア藤沢店 TEL 0466-31-0603
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