※B&W 左より804SD、803SD、802SD
802SD、804SDは、皆さんもいろいろな場所でお聴きになった事があると思います。
803SDは、ちょっと珍しいですよね。
実は、『Series Diamond』になってから、
803SDはじっくり聴いた事が無かったんですが、正直驚きました。
これは、結構ダークホースです。
トリプル・ウーハーの803は、ノーチラス800シリーズの2世代目で初めて登場。
ダイアモンド・ツィーターを採用した事で、価格が大幅にアップした802Dと
アルミニウム・ツィーター採用でダブル・ウーハーの803Sとの間を埋めるために登場しました。
803Dの18cmトリプル・ウーハーの力強く、押し出し感の強い音は、
2世代目800シリーズの中でも独特の立ち位置のスピーカーでした。
そんな事を思い出しながら、803SDを聴いてみたら・・・、
これがイメージと全然違っていて、良いんですよ。
804SDのキレのある音とも、802SDのアキュレートなモニター然とした音とも違い、
包み込まれるような、豊かで気持ちの良い音なのです。
低域も前作と違い、ほわっとゆったり広がります。
ただし、ティンパニーの様な楽器の弾むような質感を損なう事はありません。
高域はダイアモンド・ツィーターらしく解像度感の高さを感じさせますが、
低域とうまくバランスし、きつさを感じさせる事はありません。
Matrix時代のエンジニアが音をまとめたN803と、
その流れを汲む803Sの、発展モデルと言えます。
Matrix時代のB&Wユーザーが、新しい800シリーズで選ぶとしたら、
803SDは結構おすすめのモデルではないでしょうか。
Bowers&Wilkins(B&W) 803SeriesDiamond(803SD) 基本スペック
定価
・ チェリー、ローズ仕上げ : 1,428,000円(ペア/税込 : 1,360,000円/ペア/税別)
・ ピアノ・ブラック仕上げ : 1,512,000円(ペア/税込 : 1,440,000円/ペア/税別)
構成 : 3Way ・バスレフ型
ユニット構成
・ ツィーター : 25mm・ダイアモンド・ツィーター(ノーチラスチューブ付)
・ ミッドレンジ : 150mm・ケブラーコーン・FSTミッドレンジ(エッジレス)
・ ウーハー : 180mm・ロハセル・ウーハー*3基
周波数特性 : 35Hz~28kHz(±3dB)
能率 : 90dB(2.83V/ 1m)
インピーダンス : 8Ω(最低3.0Ω)
クロスオーバー : 350Hz、4kHz
サイズ : W306mm*H1,164mm*D457mm(スパイク含まず)
重量 : 41kg
只今、『B&W 800SeriesDiamond WinterFair』開催中です。
http://nojima-audiosquare.blogspot.jp/2013/11/bowers-800-series-diamond-winter-fair.html
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