※JBL STUDIO 580CH トールボーイ型スピーカー
JBLと言えば、ブルーバッフルの『43XX』、『44XX』等の、
スタジオモニターシリーズを思い浮かべる方が多いかとは思いますが、
創業当時(1940年代後半)は家庭用スピーカーを開発する為に生まれたブランドである事は、
案外知られていない事かもしれません。
創業者のジェームス・バロー・ランシング氏(James Bullogh Lansing)が、
映画館用のスピーカーユニットの開発者であった事と、
当時は真空管アンプの時代で、大出力が取り出せず、
高能率のスピーカーが必要だった事もあり、
ホーン型スピーカー用のコンプレッションドライバーを多く開発してきました。
そんなJBLのホーン型スピーカーの魅力を、
手に届いやすい価格で実現したのが、『STUDIO 5 Series』です。
ロングランを続け、途中で何回か生産完了のアナウンスが流れましたが、
世界各国での人気が衰えず、気が付くとそのまま生産続行となってきました。
サウンド面でも尖ったキツさの様なものは無く、
豊かな低音域を中心に厚みのあるゆったりとしたサウンドは、
音楽ジャンルもさほど選ばずに楽しませてくれます。
家族みんなが使用するには、本当にぴったりなスピーカーです。
設計はJBLの最上級シリーズの開発にも携わるグレッグ・ティンバース氏が参加。
エントリーラインに近い価格帯の製品ですが、こだわりの設計がされています。
※STUDIO 580CH 側面
サランネットはホーンと一体化。スムーズな高域の広がりを与えてくれます。
サランネットを取り外した際には、段差を埋める『ホーンプレート』が付属しています。
また、連続してエンクロージャー下部まで続くホーンは、
ウーハーの指向性のコントロールにも一役買っており、
豊かでありながらポンっと前に出てくる低域が、このスピーカーの大きな魅力と言えるでしょう。
※STUDIO 580CH 上面
エンクロージャーは後方に向かって狭くなる形状で、強度アップにも一役買っています。
過去にもJBLは、
コンプレッションドライバー&ホーンを使用したエントリーモデルを開発していましたが、
ここまでこだわった設計をしたモデルは無かったと思います。
ホーンスピーカーの魅力をより多くの方に楽しんで頂きたいという姿勢が見て取れます。
※STUDIO 580CH 背面
背面下部にはバスレフポートと、スピーカー端子があります。
バスレフポートをふさぐプラグが付属していますが、
低音が出過ぎていると思われなければ、使用しなくても良いかと思います。
アンプに関してはおおらかです。
10万円台のプリメインアンプや、AVアンプでも十分に楽しめます。
また、真空管アンプとの組み合わせも魅力的で、
TRIODEの『TRV-88SER』や『Luminus84』等と、
組み合わせて使用しているお客様も、多くいらっしゃいます。
JBL STUDIO 580CH トールボーイ型スピーカー
定価200,000円(ペア/税別) → 展示品処分価格158,000円(ペア/税込)
型式 : 2ウェイ・バスレフ型
搭載ユニット
・ツィーター : 25mm径Teonexダイヤフラム・コンプレッションドライバー*1基
・ウーハー : 165mm径PolyPlasコーン・ウーハー*2基
クロスオーバー周波数 : 1.5kHz
再生周波数特性 : 30Hz~40kHz(-6dB)
能率 : 90dB(2.83V/1m)
インピーダンス : 6Ω
サイズ : W313mm*H1,075mm*D348mm(脚部含む)
重量 : 22.2kg
付属品 : スパイク、ホーンカバー、サランネット、ポートチューブ・インサート他
『STUDIO 580CH』の展示品は完売しました。
お電話でもご注文承ります。
オーディオスクェア藤沢店 TEL 0466-31-0603
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