※GrimmAudio CC1 クロックジェネレーター
『CC1』はクロックの精度だけでなく、
ジッター成分に注目して開発された、クロックジェネレーターです。
クロックの精度とは、時計でいうところの1日で何秒ずれるかに相当するもので、
その間に1分ずれていようとも、かなり強引な言い方ですが、
1日たった時点でずれが1秒も無ければ、それは精度が高いというものです。
逆にジッターは、その瞬間瞬間のずれを指します。
ジッターが少ない、低いというのは、24時間であれば86,400秒の、
その1秒ごとにずれなく、均等に時を刻んでいるという事を表しています。
余談ですが、PC等の世界では、データを相互に欠落等が無いかを確認しながら、
例えばPCからHDD等へバルク転送と言う方式で送られます。
このバルク転送は、データを送るタイミングや量に関してはその都度コントロールされ、
データの欠落があった場合は再転送する等、時間的制約が無い事を前提に行われます。
逆にCD等の音楽信号は、サンプリング周波数に合わせ、
等間隔で一定量のデータが絶え間なく送られる事になります。
この為音楽用途では、一定の時間にどれだけずれないかを追ったクロックよりも、
いかに等間隔で正確なクロックを採用し、処理が行えるかが重要となってきます。
昨今のCDプレーヤー等のデジタル機器のクロックに関する説明で、
『低ジッター・クロック』と言う言葉が多くなってきている事からも、
クロックの精度以上にジッター量が重要視されている事がうかがわれます。
『CC1』は、クロックのジッターを意識したモデルで、
発売当時も、『CC1』よりも精度の高いクロックを使用した時よりも、
音像のフォーカスやディテール表現のみならず、
空間表現等の音質改善の幅が大きいと言われていました。
この様な点においても、Grimm Audioには先見の明があったと言えるでしょう
『CC1』では、44.1kHz系と48kHz系のクロックを取り出せます。
それぞれ2倍、4倍の周波数(4倍時:176.4、192kHz)も出力できますので、
接続する機器のクロック入力に合わせて変更して下さい。
またAES/EBUのデジタル入出力を、1系統装備しています。
こちらはワードシンク非対応(クロック入力が無い)のセパレートCDプレーヤーで、
トランスポートとD/Aコンバーターの間に『CC1』を接続する際に使用します。
『CC1』を通過させる事で、伝送ジッターを大幅に削減する事が可能です(スレーブモード)。
今回は決算処分特価という事もあり、クロック出力用にBNCケーブルを1本お付けします。
デジタルケーブルのジャンルでも評価の高いアメリカ・Nordst社製の物です。
※Nordst BHD/1M/R BNC端子付きデジタルケーブル(BNC/RCA変換欠品)
GrimmAudio CC1 クロックジェネレーター
定価498,000円(税別) → 中古販売価格198,000円(税込) Nordst製BNCケーブル付
クロック周波数(マスターモード) : 44.1/48kHz(およびベース周波数の2倍、4倍)
ワードクロック出力 : BNC端子*16系統 75Ω/30Ω(low:選択可能)
サイズ : W430mm*H44mm*D200mm
重量 : 4kg
詳しいスペックは、輸入元HPでご確認下さい↓
http://www.highend.jp/Grimm_CC1.htm
『CC1』の中古品は完売しました。
こちらの中古品は、WEBからもご注文いただけます。
https://online.nojima.co.jp/commodity/2/CC1_102/
お電話でもご注文承ります。
オーディオスクェア藤沢店 TEL 0466-31-0603
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