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2015年10月27日火曜日

LUXMANの出力管に300Bを採用した、90周年記念モデル『MQ-300』を発売前に聴かせて頂きました。

今月末より出荷が開始される、LUXMAN(ラックスマン)の90周年記念モデルの1つ、
高槻電器工業製の300B・『TA-300B』を使用した真空管アンプ、『MQ-300』を聴かせて頂きました。


※LUXMAN MQ-300 真空管パワーアンプ

300Bを採用した一般的な真空管アンプにくらべ、たいへん大きなトランスが目を引きます。


※MQ-300の電源トランス

本体も含め、高級な真空管アンプとして細部にまで行き届いた仕上げがされています。

実は、真空管を保護するボンネットを固定するネジまでトルク管理されており、
しかも、ボンネットのアースを取る構造にしている関係で、場所によりトルクが違うそうです。


試聴には真空管のプリアンプ『CL-38u』をご用意して頂き、
SACDプレーヤーには『D-08u』、スピーカーにTANNOYの『Stirling/GR』を使用しました。

試聴を開始した瞬間、驚いたのが中低域の分厚さ。
響きがきれいなイメージの高い300Bですが、
このアンプの音は、力強くエネルギー感にあふれています。

更に、ディテールを浮き上がらせる様な表現をします。
直前まで、LUXMANの『C-900u』『M-900u』で聞いていたのですが、その組み合わせ以上に、
例えば、バイオリンの弦がボディに当たる音が浮かび上がってくることで、
演奏者の存在感がより強く感じられます。

ボーカルは雰囲気よりも、リアルな音像感が印象的。
ボーカルのバックのギターの、弦をつま弾く音が、ピシっと立ち上がります。

LUXMAN現行ラインナップの真空管アンプ、『MQ-88u』や、『LX-32u』は、
良い意味で、真空管らしい雰囲気の描写に長けているのと感じているのですが、
この『MQ-300』は、『TA-300』と言う真空管が持つポテンシャルの高さを、
最高の技術で引き出す方向の製品であると感じました

確かめる事は出来ませんでしたが、『TA-300』以外でも、
使用する300Bの持つポテンシャルを十二分に引き出す方向になるのではないでしょうか。


LUXMAN『MQ-300』のご紹介はこちら↓
http://nojima-audiosquare.blogspot.jp/2015/09/luxman-90631300bmq-300.html

インターナショナル・オーディオ・ショウでの展示の様子はこちら↓
http://nojima-audiosquare.blogspot.jp/2015/09/tias-2015-luxman90mq-3008usb-dacda-250.html


LUXMAN MQ-300 真空管ステレオ・パワーアンプ
定価1,600,000円(税別)

連続実行出力 : 8w+8w(4、8、16Ω)
使用真空管 : 5AR4(SOVTEK)*2、6NS7GTB(TUNG-SOL)*4、TA-300B(高槻電器工業)*2
回路方式 : ドライバー/パラレル接続2段増幅、出力/シングル、無帰還増幅
周波数特性 : 20Hz~20kHz(+0.3dB、-1.5dB)、10Hz~30kHz(+0.3dB、-3.0dB)
入力 : RCA*1系統(入力感度 : 490mV(8w)/入力インピーダンス : 240kΩ)
出力 : スピーカー端子*1系統(4、8、16Ω独立)
サイズ : W460mm*H237mm*D340mm(背面端子含む)
重量 : 29.0kg
付属品 : ボンネット、電源ケーブル(JPA-15000)


オーディオスクェアは『LUXMAN 正規取扱店』です。

http://www.luxman.co.jp/dealer/




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