ステレオアンプ2台使用によるBTL接続によるモノラル化や、
左右独立のバイアンプ駆動などの実験をしました。
『ASq Laboratory』の様子はこちら↓
http://nojima-audiosquare.blogspot.jp/p/asq-laboratory.html
その際に、純A級パワーアンプの『A-36』を2台使用した、
バイアンプ駆動の質感の高さは、会場でも高い評価を頂きました。
でも、Accuphaseのセパレートアンプですから、
純A級のステレオパワーアンプ『A-36』を2台となりますと、
さすがに、それなりの出費も覚悟しなければなりません。
もう少し現実的な価格で、左右独立のバイアンプ駆動の魅力を手に入れられないか・・・、
と考えていたところ、marantzのステレオ・コンプリート・バイアンプの事を思い出しました。
ちょうど、メーカーに『PM-14S1』の貸出機があるとの事、早速ご用意させて頂きました。
※marantz PM-14S1 2台使用してのコンプリート・バイアンプ
marantzは、買い足してグレードアップと言うコンセプトが結構好きなようです。
プリメインアンプに買い足して・・・と言うのは1999年の『PM-17SA』から。
『SM-17SA』と言うパワーアンプを買い足して、バイアンプ駆動を提案しました。
左右に1台づつ、プリメインアンプを使用してのバイアンプ駆動の提案は、
『PM-11S1』『PM-15S1』から始まりました。
プリメインアンプだけでく、セパレートアンプも含め、
面白いグレードアップの提案を続けているのが、marantzというブランドの1つの魅力でもあります。
2台のプリメインアンプによる、左右独立バイアンプ駆動を可能にしたのが、
他社に先駆けて採用された、電子制御によるボリューム回路です。
回路によるボリュームコントロールですから、ボリュームデータを共有できれば、
複数の機器の音量調整を一括で管理する事が可能になります。
marantzは『F.C.B.S.(Floating Control Bus System)』と言うシステムを開発し、
最大4台のアンプのボリュームを一括コントロールする事を可能にしました。
2台のプリメインアンプの1台をマスター、もう1台をスレーブとして登録(IDを切り替えて)。
マスターのセレクター操作、ボリューム操作に合わせて、スレーブ側の機器が動作します。
写真では、上の『PM-14S』がマスターで、右チャンネルスピーカーを鳴らし、
下の『PM-14S1』で左チャンネルを、今回は鳴らしています。
単体の『PM-14S1』でも、marantzらしい空間表現に力強さがプラスされていますが、
2台使用してのコンプリート・バイアンプでは、中低域から低域に更なる力感がプラスされます。
この辺りは、スピーカー1本に対し、
OFC巻線のトロイダルトランスと、従来の倍の20Aに強化されたブリッジ・ダイオード、
合計30,000μFのブロックコンデンサーによる、強力な電源が有効に働いているのでしょう。
一般的なトールボーイスピーカーであれば、軽々とドライブ。
ぐいぐいと豊かにウーハーを鳴らします。
『PM-14S1』による、コンプリート・バイアンプは、7月15日(水)まで、お聞きいただける予定です。
SACDプレーヤー『SA-11S3』と組み合わせて、デモンストレーションを行っています。
marantz PM-14S1 プリメインアンプ
定価240,000円(税別) 期間限定コンプリート・バイアンプによるデモ実施中
定格出力 : 90w+90w(8Ω)、140w+140w(4Ω)
入力 : フォノ(MM/MC)対応1系統、RCA5系統、パワーアンプダイレクト入力1系統
出力 : RECアウト2系統、プリアウト1系統、ヘッドフォン端子1系統
サイズ : W440mm*H123mm*D457mm
重量 : 18.5kg
コンプリート・バイアンプシステムは、上位モデル『PM-11S3』でも行う事が可能です。
『PM-11S3』は、サマー・キャンペーン特価でお買い得になっています。
実は、2台買っても・・・あの高級プリメインアンプより安い。
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