Technicsのダイレクトドライブ式レコードプレーヤー『SL-1200G』。
限定生産モデル『SL-1200GAE』を、ほぼそのままレギュラー商品化した高性能モデルです。
現代だからこそ可能となった、新しいモーター制御方法をはじめ、
マグネシウム製のトーンアームパイプを採用した高性能アームなど、
『ダイレクトドライブ式レコードプレーヤーの新しい標準機』として、
価格を超えた高性能ぶりを評価いただき、多くの方に導入して頂いています。
レコード再生が日常となっていらっしゃる方には、
価格以上の価値があり、価格の面でも比較的手の届きやすいモデルですが、
レコード再生は時々・・・という方々からは、
もう少し手頃な製品を出してもらいたいという声も多くありました。
そんな声にお応えして、新しいスタンダードモデルとなる『SL-1200GR』が登場しました。
※Technics SL-1200GR ダイレクトドライブ式レコードプレーヤー NEW
搭載されるモーターは『SL-1200G』と同じく、コアレスステーターを採用する事で、
ダイレクトドライブの弱点である『コギング』の発生を抑えています。
『SL-1200G』では上下2枚あったローター磁石を、
シングル(上面に1枚)とする事でコストを抑えていますが、
それでも『SL-1200MK6』に対して1.5倍のトルク性能を実現しています。
※SL-1200GR モーター
モーターはブルーレイプレーヤー等でも採用される方式を応用し、
マイコンによる正確な正弦波をベースに、高精度に制御されています。
ターンテーブルはアルミダイカスト製。
重量は『SL-1200MK6』に対し、0.8kgアップの2.5kgとなっています。
強化リブを追加する事で剛性を高め、デッドニングラバーで振動減衰特性を高めています。
※SL-1200MK6比で、2倍以上の振動減衰特性を実現しているそうです。
※SL-1200GR ターンテーブル(デッドニングラバー、磁石無しの状態)
筐体はアルミダイカストと、人造大理石に近いBMCの2層構造です。
※SL-1200GR 構造
アルミダイキャスト部はマット塗装されており、
そこにブランド名とモデル名がプリントされています。
※SL-1200GR ロゴ部
インシュレーターは外装部を樹脂に変更していますが、
内部は『SL-1200G』同様に特殊シリコンラバーを採用し、ハウリングマージンを稼いでいます。
トーンアームは一部パーツを樹脂製に変更。
トーンアームパイプもアルミニウム製に変更されています。
※SL-1200GR トーンアームのベース部周辺
ただしトーンアームの軸受け部は、
切削加工のハウジングを使用した高精度ベアリングを採用。
組み立て、調整を職人の手で1本1本行うことで、
『SL-1200G』と同等の5mg以下という高い初動感度を実現しています。
この様に『SL-1200GR』は、基本的な構造を『SL-1200G』と共有化しつつ、
コストを抑えた、まさに『スタンダード』といえるモデルとなっています。
過去の『SL-1200シリーズ』に比べ、Hi-Fiユーザーをより意識した製品といえるでしょう。
Technics SL-1200GR ダイレクトドライブ方式レコードプレーヤー NEW
定価148,000円(税別) 受注生産
回転数 : 33・1/3、45、78r/min
回転数調整範囲 : ±8%、±16%
ワウ・フラッター : 0.025% W.R.M.S(JIS C5521)
SN比 : 78dB(IEC 98A Weighted)
トーンアーム形状 : ユニバーサルS字型トーンアーム・スタティックバランス型
ターンテーブル : アルミダイカスト製/2.5kg(ターンテーブルマット含む)
オーバーハング : 15mm
適合カートリッジ質量 : 18.7g~25.1g(ヘッドシェル含む/付属ウェイト1種)
サイズ : W453mm*H173mm*D372mm
重量 : 約11.5kg
初回出荷分は完売。
只今、ご予約受付を行っています。
オーディオスクェア藤沢店 TEL 0466-31-0603
また今週末、5月27日(土)には、『SL-1200GR』をはじめ、
今月発売開始の新製品を使用した、試聴会を開催させて頂きます。
試聴会の詳細はこちらから↓
http://nojima-audiosquare.blogspot.jp/2017/03/527technics3sl-1200grsu-g700sb-g90.html
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