メインは新しいプリアンプ『C-2850』ですが、
※Accuphase C-2850 プリアンプ NEW
裏テーマとして、純A級パワーアンプ『A-70』と、
※Accuphase A-70 純A級パワーアンプ
AB級パワーアンプ『P-7300』の、同門対決。
※Accuphase P-7300 AB級パワーアンプ NEW
『C-2850』を使用して、A級アンプと、AB級アンプ、
それぞれの魅力を感じて頂ければ・・・とおもいます。
試聴会にご参加いただく前に、アンプの動作方式としてよく聞く、
A級、AB級という言葉に関して予習をしておきましょう。
A級とB級というと、何となくグレードを表している様に感じるのですが、
実はグレードとは一切関係ないんです。
因みに、アンプの回路(増幅回路)はA級からはじまり、現在はH級まであるそうです。
この『~級』と言うのは、グレードとは一切関係なく、
増幅回路の歴史の中で生まれて来た物に、順番に名前が付いてきたとの事です。
『A級』はいわゆるシングルアンプ。1つの素子で増幅を行います。
まずは、この方式が最初に発明されました。
3極管という真空管が発明されたときに、電気信号が増幅できる事がわかり、
それが、オーディオ機器に採用される事になりました。
音楽信号の+側、-側を1つの素子で増幅するため、
+-が切り替わる際の歪(クロスオーバー歪)が出ない事が魅力ですが、
効率が悪く、発熱が大きいという難点があります。
『A級動作』の効率の悪さを克服する為には、
どうしたら良いだろうか・・・、と言う事で考え出されたのが『B級動作』
『B級』はいわゆるプッシュプルアンプ。+側、-側にそれぞれ素子を搭載します。
その為効率の良い増幅が行えるのですが、クロスオーバー歪が発生するのと、
また出力の小さい領域での素子の特性の悪さが歪(低振幅領域歪)として乗ります。
その問題を解決したのが『AB級』。現代の主力アンプです。
ほんの少し素子にバイアスをかけ、低振幅領域歪を抑え、クロスオーバー歪を解消したものです。
極小の出力時は実質『A級』で、出力が大きくなると『B級』へと移行しています。
歪の少ない『A級』と、効率の良い『B級』の良いとこ取りの回路として、
現在ではアンプ回路の主力になっています。
次に開発されたのが『C級』。
『C級』は高効率ですが、歪が大きすぎオーディオには使用しません。
高周波を効率よく増幅する事を目的としており、
無線機等で、送信用に使用されます。
オーディオ用として使用される機会が、この頃増えてきたのが『D級動作』。
別名『スイッチングアンプ』とも呼ばれています。
通常のスイッチングアンプは、PWM(パルス幅変調技術)を使用して、
アナログ信号をデジタル信号(短型波)に変換して、パルス信号を作製します。
現在ではデジタル入力信号を、そのままパルス信号の基にする、
小型の製品(DENONの『PMA-50』等)も増えてきて、デスクトップ用として人気があります。
『D級』アンプは、このパルス信号で、
出力素子をON・OFF(スイッチング)させて増幅を行います。
この動作の様子から、『デジタルアンプ』と呼ぶ方もいますが、
本来はデジタルの『D』とは一切関係ありません。
4番目の増幅方法なので『D』という訳です。
メジャーブランドが採用した、初期のオーディオ機器としては、
YAMAHAの『B-6』という、ピラミッド型のパワーアンプ(1980年製)が有名です。
『G級』や『H級』は『AB級』の発展型の様です。
これらは、振幅レベルの小さな信号に対して有効な、
高効率アンプとして徐々に開発が進んでいるようです。
将来は、これらの回路が採用されたアンプが出てくるのかもしれません。
ネックは、回路構成がかなり複雑になる点だそうです。
Accuphase新型プリアンプ・『C-2850』発売記念試聴会
<使用予定機材>
Accuphase
・C-2850 : プリアンプ NEW
・DP-720 : SACDプレーヤー
・A-70 : 純A級ステレオパワーアンプ
・P-7300 : AB級ステレオパワーアンプ NEW
Bowers&Wilkins 803D3 : スピーカー
開催日 : 6月26日(日)
開催時間 : 14:00~16:00
開催場所 : オーディオスクエア藤沢店試聴室
お席のご予約はこちら↓
https://docs.google.com/forms/d/1WqUuyJfZRcB-x3FuVW2QA27rtrcG983qimrll1fCS34/viewform
お電話でも、お席のでもご予約承ります。
オーディオスクェア藤沢店 TEL 0466-31-0603
試聴会に参加する機器の紹介は、こちらのページのリンクからどうぞ↓
http://nojima-audiosquare.blogspot.jp/2016/06/626accuphasec-2850.html
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