2モデルの内の上位モデル『F-03A』を、正式出荷直前に聴かせて頂きました。
※ESOTERIC F-03A 純A級プリメインアンプ NEW
同時に発表された弟モデル『F-05』は、
定格出力120w+120w(8Ω)のAB級パワーアンプを搭載していますが、
『F-03A』は、30w+30w(8Ω)の純A級パワーアンプを搭載しています。
ESOTERIC『F-05』のご紹介はこちら↓
http://nojima-audiosquare.blogspot.jp/2016/04/esotericf-05.html
両モデルとも基本構成は同じ。
入力部は、L/R独立のデュアルモノラル構成。
プリアンプ部は、セパレートアンプ同様のデュアルモノ・フルバランス構成となっています。
もちろんボリューム回路もフルバランス構成。
L/R、正/負ごとに独立した、合計4回路のラダー抵抗切替型ボリュームを、
一括でコントロールする、『ESOTERIC-QVCS』コントロールシステムが搭載されています。
ボリューム、セレクターは、最上位モデル『Grandioso』と同一のベアリング機構を採用。
芯ブレが無い、滑らかな操作感は、最上位クラスのプリメインアンプに相応しい感触です。
電源トランスは940VAと大型。
ブロックコンデンサーも、片chあたり10,000μF*4本と強力です。
セパレートアンプで採用された、大型バイポーラLAPTトランジスターを採用した、
3パラ・プッシュプルの出力段を搭載しています。
スピーカーリレーの代わりに、MOS-FETスイッチを採用するなど、
最新のトレンドもしっかりと抑えられています。
回路だけでなく、シャーシなどにも共通点が多いのですが、
『F-03A』のインシュレーターは、ピンポイントフットに変更されています。
※『F-05』はスチール製インシュレーターを採用しています。
※ESOTERIC F-03A ピンポイントフット
『F-03A』はトーンコントロールなどを収めるために、シーリングパネルを採用しました。
開く際のの動きもスムーズで、
閉める際の『カチッ』というロックにもこだわったそうです。
また、ボリュームとインプットセレクターは、
動作時に周囲にブルーのイルミネーションが点きます。
この点灯の仕方も、高級機らしさにあふれています。
前回の『F-05』の試聴時と同様、SACDプレーヤーの『K-03X』と組合わせて試聴開始。
今回のスピーカーはSonus faberの『ERIPSA RED』です。
『ERIPSA RED』との組み合わせは、予想以上にマッチしていました。
『F-05』の高解像度で、空間の広さを感じさせる方向とは違い、
『F-03A』は、ディテール描写の美しさが際立つとともに、音色の魅力にあふれています。
これは、他のESOTERIC製品にない『F-03A』の魅力と言えるでしょう。
ワイドレンジ且つ力強さを優先するのであれば『F-05』でしょうが、
密度感やスムースさを手に入れたいならば、『F-03A』にアドバンテージがあります。
ESOTERIC F-03A 純A級プリメインアンプ
定価950,000円(税別) NEW
定格出力 : 30w+30w(8Ω)、60w+60w(4Ω)
入力
・XLR入力*2系統
・RCA入力*4系統
・PHONO入力(RCA端子)*1系統 : MM/MC切替
・外部プリアンプ入力(XLR端子)*1系統
出力
・XLR出力*1系統 : プリアンプ出力、録音用出力切替
・RCA出力*1系統 : プリアンプ出力、録音用出力切替
・ヘッドフォン出力*1系統 : 専用ヘッドフォンアンプ回路搭載
トーンコントロール
・バス : ±12dB/63Hz
・ミドル : ±12dB/630Hz
・トレブル : ±12dB/14kHz
サイズ : W445mm*H191mm*D468mm(突起物含む)
重量 : 32kg
背面には、USB入力を持つD/Aコンバーターを内蔵できるスロットが装備されています。
オプションボード『OP-DAC1』のご紹介はこちら↓
http://nojima-audiosquare.blogspot.jp/2016/04/esotericf-03a.html
『F-03A』と『F-05』の発売を記念して、オランダ・van den Hul(バンデンハル)社の、
音声ケーブル・『3Tシリーズ』をプレゼントするキャンペーンが行われています。
詳しくはこちら↓
http://nojima-audiosquare.blogspot.jp/2016/04/esoterif-03af-05.html
▽△
0 件のコメント:
コメントを投稿