告知が開始されたスピーカー、『GX100BJ』が正式発表されました。
発表に先駆け、先日、最終試作品を試聴させていただきました。
※FOSTEX GX100BJ ブックシェルフ型スピーカー NEW
ベースとなっているのは、もちろん『GX100Basic』。
多くのメーカーと同様、いままでFOSTEXも、
中国にあるフォスターの工場で、でエンクロージャー等の生産を行ってきましたが、
度重なる生産コストの上昇等により、海外での生産のメリットが無くなってきました。
他のメーカーでも、海外から生産拠点を国内に移動するケースが近年増えています。
今回は、ただ単に国内に生産拠点を移動させるだけでなく、
エンクロージャーを含めた多くの項目を、改めて見直すことで、
(今まで以上に)クラスを超えた『高性能スピーカー』を目指し、開発がされました。
生産部門と設計部門が近づくことで、より綿密な開発が行われたのでしょう、
歴代『GXシリーズ』の中でも、出色の出来といえるスピーカーへと進化していました。
まず驚くのが、音像の定位する場所。
今回は60cmと、『GX100BJ』のサイズを考えると少々低いスタンドに設置しましたが、
ボーカルなどは、スピーカーの上面より20~30cm上に定位します。
低域に関しては量的に十分となった『GX100Basic』から、さらに質感がアップしています。
微妙な音程感をしっかりと表現するとともに、芯を感じさせます。
試聴室に、ちょうどFOSTEXのサブウーハー『CW250B』が置かれており、
そこから最低域を出しているのでは・・・と、思わず確認に席を立つほどでした。
ボーカル帯域も、さらに滑らかな表現となっています。
エンクロージャーの板材も、新しい集積合板へと変更され、より豊かさを感じさせます。
バッフルには18mm、天地左右側板は15mm厚のものを使用し、
裏板は振動の収束を考え、あえて15mm厚のMDFを使用しています。
『1つ1つの、スピーカーを構成するパーツ等をいかに使いこなすか。』というコンセプトを、
設計者が『気合』と表現する、地道な積み重ねにより達成。
それらの探求の中で、アルミ合金製のウーハーに関しても、
今までの『純マグネシウムであれば・・・』という思いとは別に、
これ程までの能力があったのかという、新しい驚きもあったそうです。
その積み重ねが、まさに音に現れているスピーカーと言えます。
アンプやプレーヤーのグレードに対する伸びしろも大きく、
最上位モデル『G1001MG』にも通じる、素直さも身に着けています。
発売は4月中旬からとなっています。
FOSTEX GX100BJ ブックシェルフ型スピーカー NEW
定価138,000円(ペア/税別) 4月中旬発売開始
形式 : 2Wayバスレフ型
使用ユニット
・ツィーター : 20mm純マグネシウムリジッドドーム型ツィーター
・ウーハー : 10cmアルミニウム合金HR形状振動板ウーハー
周波数特性 : 55~45kHz(-10dB)
クロスオーバー : 1.8kHz
能率 : 82dB/w/m(83.5dB/2.83V/m)
インピーダンス : 6Ω (最小値・4.27Ω/210Hz)
エンクロージャー素材
・積層合板 : フロントバッフル/18mm、天地左右側板/15mm
・MDF : 後ろ板/15mm
サイズ : W161mm*H262mm*D231.5mm(グリル含む)
重量 : 5.4kg(グリル含む)
本日より、ご予約受付を開始しました。
オーディオスクェア藤沢店 TEL 0466-31-0603
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http://nojima-audiosquare.blogspot.jp/2017/03/fostexgx100basic.html
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