※Accuphase E-480 プリメインアンプ NEW
『E-400シリーズ』は、Accuphaseのプリメインアンプの中核シリーズで、
長年このクラスを代表するモデルとして続いています。
前作『E-470』も人気モデルで、今回の『E-480』発表以前にすでに完売となっており、
こちらの製品の登場を心待ちにしていた方も多いかと思います。
元々完成度が高かった『E-470』の基本形と言える、
①『AAVA』ボリューム回路搭載のプリアンプ部
②MOS-FETを採用した3パラレル・プッシュプルのパワーアンプ部
などを継承しながら、音質に影響のあるパーツ類を、
上位モデルの流れを汲むものに変更し、より完成度を高めたモデルが『E-480』です。
カタログの内部写真を見て、最初に気が付くのが電源のフィルター・コンデンサーです。
※E-480に搭載される電源用フィルター・コンデンサー
容量そのものは40,000μFと変わりませんが、
今までコネクターを介して接続されていた端子部が、
上位モデル『E-650』や、パワーアンプと同様のネジ止めタイプに変更され、
電源部のインピーダンスをさらに抑え、瞬間的な供給力を高めています。
出力段のトランジスターは、今回もMOS-FETを採用していますが、
銘柄が『E-650』と同じものに変更されています。
※Accuphase E-480に採用されたPower MOS-FET
AccuphaseのAB級パワーアンプを搭載したプリメインアンプでは、
『E-480』のみがMOS-FETを採用しており、AB級のキレのあるサウンドに、
A級アンプ的な密度感ある中域が加わっています。
この密度感が、最新の『E-400シリーズ』の魅力と言えます。
また、銘柄が変わる事で今まで以上の透明感のあるサウンドも手に入れています。
プロテクション回路には、新世代Accuphaseの特徴でもある、
MOS-FETを利用したメカニカルな接点が無いスイッチが採用されています。
※E-480のプロテクション回路に採用されたMOS-FETスイッチ
この部分は世代が新しいほど、より容量がありインピーダンスの低いものが採用されます。
『バランスド・リモート・センシング』とこのMOS-FETスイッチの採用により、
『E-470』比で約20%アップのダンピングファクター(600)を実現し、より制動力を高めています。
入出力端子も充実しています。
※E-480背面
入力は、RCA端子の他にもバランス(XLR)端子も装備。
プリアンプ部の『AAVA』はアンバランス仕様ですが、
パワーアンプへの送り出し部と、パワーアンプ部はバランス回路の為、
プリアンプ出力と、パワーアンプ入力に、
XLR端子が装備されているのも『E-480』の特徴です。
最大でDSD系・11.2MHz、PCM系・384kHz/32bitに対応したUSB入力端子を持つ、
オプションのD/Aコンバーター・ボード『DAC-50』や、
MM/MCに対応したフォノイコライザー・ボード『AD-50』を挿入できる、
オプションボード用スロットは2系統搭載されており、
目的に合わせ機能を拡張する事が出来ます。
小音量時に低音域を持ち上げるコンペンセーター回路や、
トーンコントロール回路など、豊富なアクセサリー回路も『E-480』の魅力。
位相切替や、モノラル/ステレオ切替、
オプションのDACボードの入力切替、MM/MCの切替ボタンなど、
普段あまり使う事の無い、これらの調整用ノブはサブパネル内に収められています。
この頃はリモコンでモードを呼び出して、
トーンコントロール等の調整や切替を行うケースも多いのですが、
直接これらのコントロールが出来るのは、やはり便利と言えるでしょう。
Accuphase E-370 プリメインアンプ NEW
定価550,000円(税別)
定格出力 : 180w+180w(8Ω)、260w+260w(4Ω)
アナログ入力
・RCA端子*5系統
・XLR端子*2系統
・パワーアンプ入力 : RCA端子、XLR端子*各1系統
プリアウト出力 : RCA端子、XLR端子*各1系統
録音用入出力 : RCA端子*1系統
オプションボードスロット : 2系統
ダンピングファクター : 600
トーンコントロール
・低音 : ターンオーバー・300Hz / ±10dB(50Hz)
・高域 : ターンオーバー・3kHz / ±10dB(20kHz)
ラウドネス・コンペンセーター : +6dB(100Hz)
サイズ : W465mm*H181mm*D428mm
重量 : 24.6kg
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