※CS Port IME1 レコード除電・消磁システム
接地の為に専用ホルダー・HLD1を使用しています
黒いボックスが『IME1』本体です。
こちらから+と-のイオンを放出する事で静電気を除去します。
図のようにレコード盤が-に帯電しているときは、
『IME1』から放出される-イオンは反発され飛ばされ、
+イオンはレコード盤上の-イオンと結合し中和、帯電電圧が無くなります。
※レコード盤が+に帯電している場合は、この逆の動きで除電を行います。
レコードはジャケットから取り出した時点で、剥離帯電と呼ばれる、
500Vから数千Vの静電気の帯電があると言われています。
その後アースを取ったプレーヤーの上に置いた時点でも、数百Vの電圧が残ります。
『IME1』は、この静電気をイオンの力で除電。
レコードを回転させた状態で作動させると、30秒ほどで数十Vまで減衰させます。
それでも、レコード再生を続けると、今度はレコード針との摩擦で帯電します。
『IME1』を連続で作動させる事で、摩擦による帯電も抑制します。
レコードが帯電する事で発生する静電気は、
針とレコードの溝の間で『クローン力』という力を発生させ、
針が溝に沿って動くのを阻害する力となります。
また、針とレコードとの摩擦や、プラッターとレコードの摩擦により帯電する際は、
当たり前ですが+、-それぞれが帯電します。
その+、-の差がある一定レベルになると放電される事になり、
この放電の際に発生するノイズが、カートリッジに入り、ノイズとなります。
さらに、レコード面の帯電は一定ではありません。
ランダムに帯電したレコードが回転すると『回転磁界』と呼ばれるものが発生。
これによりカートリッジに信号以外の電流が流れ、これもノイズとなります。
『IME1』で連続して静電気を除去する事で、これらの問題もクリアーされます。
また『IME1』を連続して動作させる事で、
レコードプレーヤー周辺にイオンによる場がつくられる事になり、
より速い時間で効果が発揮させる事になるそうです。
『お好きなディスクで効果を試して下さい』と言う事で、
チョン・キョンファの『バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ』を選択。
彼女が指のけがにより演奏活動中止から復帰後、
2016年にワーナーと録音契約を結び、15年ぶりに行ったスタジを録音を、
今年の春にレコードとして発売したものです。
試聴ソフトのご紹介はこちら↓
https://nojima-audiosquare.blogspot.com/2018/04/sacd.html
録音状態、プレスもしっかりしたものですから、普通に聴いても十分に楽しめます。
しばらく聴いてから『IME1』を作動。30秒ほどたってから、もう一度頭から聴き直しです。
まず驚くのが、音のまろやかさ。
ぼけるのではなく、細やかになり、情報量は増えています。
最初の試聴では、若干緊張する感じがしたのですが、
『IME1』を使用すると、よりリラックスして音楽を聴く事が出来ます。
また、音の背後がより静かになり、色彩感がより際立ちます。
価格は本体が88,000円(税別)。
設置する為のホルダー『HLD1』が33,000円(税別)。
合わせて使用すると、合計で121,000円(税別)と決して安くはありませんが、
高級なMCカートリッジを1つ増やすのであれば、こちらを買って、
今お持ちのカートリッジの能力をフルに発揮させる環境を整えた方が、
満足度は高いのではないでしょうか。
レコードが主食で、高性能カートリッジを既にお持ちであれば、こちらがおすすめです。
CS Port
IME1 除電・消磁器 NEW
定価88,000円(税別)
方式 : イオン吹付式除電器&減衰式消磁器
構成 : 本体およびACアダプター
除電器
・除電方法 : イオン吹出式
・除電時間 : 30sec以下 / 電圧50V以下になるまで / レコード盤との距離100mm
消磁器
・消磁方法 : 減衰磁界式
・消磁時間 : 12sec / レコード盤との距離5mm
電源 : DC12V・0.5A:100/240V・ACアダプター付属
取付方法 : UNF1/4ネジ穴による(カメラの取付けねじの規格)
サイズ : W155mm*H62mm*D43mm(突起部含まず)
重量 : 320g
HLD1 IME1専用ホルダー NEW
定価33,000円(税別)
上下移動量 : 220mm
左右移動量 : 80mm
重量 : 1.4kg
※HLD1 IME1専用ホルダー
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