※SoulNote D-2 USB入力対応D/Aコンバーター NEW
一般的には、ESS社製の高性能DACチップ『ES9038PRO』を、
片chあたり2基、合計4基搭載し、
USB入力時には、PCM系・最大768kHz/32bit、DSD系・最大22.6MHzの入力に対応した、
高性能モデルとして知られている製品です。
中を見ても、左右独立基板を採用したアナログ出力段、
独立したデジタル関連の基板(『ES9038PRO』はこの基板上にあります)と、
400VAのトロイダル型トランスを中心とした強力な電源部と、
新世代となったSoulNoteブランド、渾身の製品である事がうかがわれます。
※SoulNote D-2 内部
あらゆる面で、現在最高レベルのD/Aコンバーターを目指し、高性能なクロックをはじめ、
外部からの10MHzクロックの能力をフルに引き出す為のDDSなど、
隅々まで吟味されたパーツが採用されています。
と、カタログに書かれている事を並べてもすごい製品ですが、
本当にすごいのは、その設計思想と結果達成されたサウンドです。
『D-2』の開発秘話等は、SoulNoteの公式Facebookの中で、開発者の加藤さんが
『コレだけはどうしても言っておきたい!』シリーズとして書かれていますが、
『D-2』発売時にこの内容の一部をお聴きする機会がありました。
それらは、教科書に書かれていて、いままで常識と思っていた事を、
もう一度きっちりと『本当にそうなの?』と言う目線で再検証してきた内容でした。
常識と思っていた事が、実際には違っていたりと大変興味深いお話でした。
その結果が、『NOS(Non Over Sampling)モード』の採用や、
抵抗器1本によるIV変換、天板が固定されていない筐体等に現れています。
少し前に定位する音像と細かなディテール描写、
そしてエネルギー感あふれるオンマイクな表現といった、
旧世代のSoulNoteのイメージとは、趣が少々異なった表現を『D-2』は持っています。
『D-2』では、広い空間を感じさせつつ、
それぞれの楽器等の前後感もきれいに表現します。
また、それぞれの音の間にある空間が生み出す、緊張感の様なものも感じます。
※これは指揮者のいない弦楽四重奏の様な曲で特に感じます。
音像は空間内に正確に、実在感とエネルギー感を伴って浮かび上がります。
それぞれの音の滲みの無いフォーカスも『D-2』の魅力と言えます。
『時間軸を正確に表現する事が、最も重要』
『音を抑え込む要素を、徹底的に排除する』
『回路を極力シンプルにし、音をよりスピーディーかつ自然に送り出す』
といった、開発者が重要視するコンセプトが昇華した製品です。
製造過程での念入りな調整(製造現場からは非難轟々だそうです)など、
その手間暇を聞くと、SoulNoteの『2 Series』はこの価格でも、
コストパフォーマンスの高さで人気の『1 Series』に負けない位の、
お買い得製品と言えるのではないでしょうか。
11月4日(日)、午前中までの期間限定展示となります。
お聴きになりたいファイルをUSBメモリでお持ち頂ければ、ご試聴も可能です。
SoulNote D-2 USB入力対応D/Aコンバーター NEW
定価600,000円(税別)
デジタル入力
・USB-B端子*1系統 : PCM系・最大768kHz/32bit、DSD系・最大22.6MHz
・同軸*2系統、AES/EBU*2系統 : PCM系・最大192kHz/24bit、DSD系・最大2.8MHz(DoP)
アナログ出力 : RCA、XLR*各1系統
外部クロック入力 : BNC*1系統 / 10MHz
周波数特性 : 2Hz~120kHz(+0/-1dB)
S/N比 : 110dB
全高調波歪率 : 0.008% (NOS/176.4kHz)
サイズ : W430mm*H160mm*D410mm(端子、ツマミ等含む)
重量 : 約17kg
付属品 : スパイク、電源ケーブル
※SoulNote D-2 背面
SoulNote『D-2』のご紹介はこちら↓
https://nojima-audiosquare.blogspot.com/2018/06/soulnotedaces9038prodad-26.html
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