純銀モデルのREVELATIONシリーズからスタートし、
スピーカーケーブルのQ-10 Signatureと続いてきましたが、
今回は、DH Labsの中核モデルから、インターコネクトケーブルの『AIR MATRIX』のRCA仕様と、
切り売りケーブルの代表モデル『T-14 hi-reso』をご用意しました。
第1弾 REVELATION XLRケーブル(純銀導体)のブログはこちら↓
http://nojima-audiosquare.blogspot.jp/2013/12/dh-labs-revelation-xlr.html
第2弾 REVELATION RCAケーブル&Q-10 Signature スピーカーケーブルのご紹介はこちら↓
http://nojima-audiosquare.blogspot.jp/2014/01/dh-labs-2rcasp.html
まずはRCAケーブルの『AIR MATRIX』。
※DH Labs AIR MATRIX RCAケーブル
製品名の『AIR MATRIX』は、同社が開発した新しい誘電体(絶縁体)の名称から来ています。
この導体は、全体の60%が空気である発泡性の素材で、
理想とされる空気絶縁に、極めて近い特性を可能にしています。
導体は銀コートされたOFCを使用の、2芯シールドケーブルを使用しています。
RCAプラグは上位モデルと同様に、ティルル銅を使用。
通常プラグに使用される銅をベースにした合金は、純銅に対して伝導率は20~30%程ですが、
このティルル銅は93%という伝導率を誇る素材です。
この様な説明を聞くと、解像度重視の、どちらかと言うときつめの音を想像しがちですが、
DH Labsのケーブルは、上位モデルのREVELATIONも含め、
極めてナチュラルな音調をベースとしたケーブルです。
細やかなディテール描写が特徴的。
1つ1つの音のセパレーションが大変良く、混濁しないクリアーさも魅力です。
こちらのケーブルはXLR端子仕様も同価格で用意されています。
DH Labs AIR MATRIX RCAケーブル
定価30,000円(1mペア/税別)
導体 : 銀コートOFC
構造 : 2芯同軸
プラグ : DH Labs’Ultimate RCA端子
スピーカーケーブルの『T-14 hi-reso』も銀コートOFCを使用しています。
※DH Labs T-14 hi-reso SPケーブル完成品(Lock Banana仕様/特注)
RCAケーブルにも通じるディテール描写も魅力ですが、
取り回しのしやすい細めの外観からはちょっと想像できない、深みのある低域も魅力です。
切り売りのみならず、バナナプラグおよびYラグによる完成品も用意されています。
通常のバナナプラグは、Z-Plugを使用します。
バナナプラグ、Yラグどちらの仕上げも、同一価格です。
※DH Labs Z-Banana Plug
通常は上の写真のZ-Banana Plagですが、
特注で、デモ機として用意した完成品Lock Banana仕様もオーダー可能です。
DH Labs T-14 hi-reso SPケーブル
切り売り定価 : 3,000円(1m/税別)
完成品定価 : 29,100円(2mペア/端末処理済み) 長さ、別端子のオーダー承ります。
3回に渡り、主要モデルの試聴機を聞いてきました。
B&Wを代表とする現代的なスピーカーとの親和性の高さを感じる、
ナチュラルな音調、低域から高域に至る安定したピラミッドバランス、
そして、空間の見通しの良さもある、オールマイティな製品群には大変好感を持ちました。
音色の良さや、豊かさを基本とした、
良い意味で、古典的な表現をするヨーロッパ系スピーカーとの組み合わせで、
スピーカーの魅力を損なわず、ディテール描写力を上げられるという魅力も。
ウィーン・アコースティック、TANNOY、DALI、Sonus Faberなどを使用していて、
もう少しのぬけの良さ、もう少しの細やかさをお求めであれば、
ぜひ候補にあげてみてはいかがでしょうか。
DH Labsは日本に紹介されて、まだあまり時間がたっていませんが、
1992年設立と20年以上の歴史のあるブランドです。
主催者のDarren Hovsepian氏は、ケーブルによる色付けを嫌う方との事です。
ケーブルにより何かを足すことはせず、
できる限りケーブルによる情報の欠落を防ぐ事に徹する設計を心掛けている、との事です、
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