そしてNA-11S1のエッセンスを詰め込んだ新製品が10月中旬より発売されます。
※marantz SA-14S1&PM-14S1
筐体はSA-15S2、PM-15S2と共通ですが、
モデルナンバーが『14』になったように、内部は一新されています。
特にSA-14S1の充実ぶりは目を見張るものです。
なんと、メカはSA-11S3とほぼ同じ。違いはメカのベース部のみ。
いままでの15シリーズはD/Aコンバーターにシーラスロジックの製品を使用していましたが、
今回は11シリーズと同じ、バーブラウン社製『DSD1792A』を搭載しました。
※バーブラウン社製DSD1792A
写真中央、コンデンサーに囲まれた中に、DSD1792AのDACチップがあります。
アナログ出力段は、シングルエンド(RCA)出力のみにすることで、
コストカットしていますが、能力的にはほぼ同等です。
さらに、USB入力にこだわりました。
NA-11S1のUSB入力部を、さらに進化させ搭載。
もちろん、DSDの2.8MHz、5.6MHzの再生にも対応しています。
※コンプリート・アイソレーション・システム
PCからのノイズ流入を排除するため、
NA-11S1と同じ高速デジタルアイソレーターを同数搭載。
更にグラウンドをカットするリレーを、NA-11S1の1系統から2系統へ。
写真で、ななめに7個並んでいる素子が、デジタルアイソレーターです。
それを挟むように2個ある白い素子が、グラウンドカット用のリレーです。
これにより、より理想的な回路パターンを可能とし、
USB-B入力インターフェースと、デジタルオーディオ回路の信号ライン、グラウンドを、
電気的に遮断する事に成功しました。
もちろん、USB-DACとしてのパフォーマンスを考え、
クロックも、NA-11S1と同様に、44.1kHz系と48kHz系の2系統を搭載しています。
電源にもこだわり、11シリーズの新開発コンデンサー(端子の素材が銅製)と、
OFC巻線のトロイダルコアトランスを搭載しています。
SACD再生と、PCによる音楽ファイル再生の両方に、
大幅なコストカットをしながら、高次元で対応した注目の製品です。
USB入力の音もかなり素晴らしいのですが、
内蔵のトランスポートと、リッピングデータを再生して比べると、
さすがSA-11S3と同等のメカを搭載しているだけあって、
メカ再生時に、よりS/N感の高い再生、空間の広がりが楽しめ、
このクラスのSACD/CDプレーヤーの存在理由が実感できます。
プリメインアンプのPM-14S1は、
パッと見はPM-15S2とよく似ていますが、
中身は高さをカットしたPM-11S3と言った内容です。
電源トランスはOFC巻線のトロイダルトランス。
ブリッジダイオードの容量をPM-15S2から2倍の20Aタイプに強化。
瞬発力がアップし、PM-11S3に通ずる、腰のある音へと進化。
スピーカーターミナルは、PM-11S3と共通の『SPKT-100』を採用。
接点であるコア部に銅を使用。
通常は強度と加工性の関係で真鍮が使われますが、
電気導通性の高い銅にすることで、ストレスなくスピーカーをドライブします。
経年変化を抑えるため、金メッキ仕上げとなっています。
14シリーズは、高音質と、このクラスとしてはコンパクトな筐体により、
より多くの場所でその実力を発揮する事でしょう。
marantz SA-14S1 USB-DAC/SACDプレーヤー 基本スペック
定価 : 252,000円(税込)
再生対応ディスク : SACD、CD
出力端子 : RCA1系統、ヘッドフォン端子1系統
デジタル出力端子 : 同軸1系統、光1系統
デジタル入力端子
・同軸1系統、光1系統 : 最大192kHz/24bit対応
・USB-A端子1系統(フロント) : 192kHz/24bit及びDSD2.8MHz、5.6MHz対応
・USB-B端子(リア)
サイズ : W440mm*H123mm*D419mm
重量 : 14.5kg
marantz PM-14S1 プリメインアンプ 基本スペック
定価 : 252,000円(税込)
定格出力 : 90w+90w(8Ω)
入力 : フォノ(MM/MC)対応1系統、RCA5系統、パワーアンプダイレクト入力1系統
出力 : RECアウト2系統、プリアウト1系統、ヘッドフォン端子1系統
サイズ : W440mm*H123mm*D457mm
重量 : 18.5kg
どちらも発売は10月中旬となります。
先行予約受付中です。
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