※PIONEER U-05 ヘッドホンアンプ内臓USB-DAC
今回はプロトタイプとの事だったので、ヘッドホンアンプとしてその魅力に触れました。
使用したのは、ゼンハイザー HD650。
リケーブルを利用し、3タイプでの音をそれぞれ確認しました。
まず、レギュラーの標準プラグで試聴。
ニュートラルで圧迫感の無い鳴り方は、まさにHD650の力を存分に生かしている様子。
従来のヘッドホンアンプと比較しても、このジャンルの後発メーカーとは思えない完成度の高さは
非常に満足度の高いものだといえます。
リケーブルできないヘッドホンでも、かなり楽しめることでしょう。
次に、ゼンハイザー純正のオプションケーブルを使い、4ピンバランスで接続。
これは、1口の接続でバランス接続を楽しめるケーブルです。
単にケーブルを変えただけでも、セパレーションの違いが出てきます。
さまざまなソースにおいて、定位感や歯切れのよさが向上し、さらに聞きやすくなりました。
最後に、サードパーティー製のバランスケーブルに変更。
こちらだと、3ピンバランスが左右それぞれにつくので、お互いの干渉も少なくクリアな音になります。
・・・驚きました。
音の粒立ちが非常にはっきりとしながら、角が無くストレス無く非常に聞きやすい。
そもそも、HD650はシステムの音をはっきりと反映するヘッドホンでもあるので、
ここまで明確に比較できるのはU-05の能力の高さを証明出来たように思います。
これだけ高い”基礎体力”を持たせたことで、遊びの幅も広がります。
デジタルフィルターやアップサンプリング等もそうですが、
注目したいのは”LOCK RANGE ADJUST”という機能。
これは、DACのロックする精度を7段階で調整できる機能なんですが、非常に秀逸です。
精度を上げることで、細やかな表現力を手に入れることができ、
好みに応じて調整することができるのは大変魅力的な機能といえるでしょう。
今回はプロトタイプで、試聴可能時間も短かったこともあり、駆け足なレポートではありますが、
完成版が待ち遠しい期待の製品であることは間違いないでしょう。
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