イタリア・Sonus faber(ソナス・ファベール)の『Olympica 1』のデモ機が本日入荷しました。
※Sonus faber(ソナス・ファベール) Olympica 1
専用スタンドの『Stand Olympica』にセットしました。
歴代のモデル同様、後方に若干傾いたセッティングになります。
これは、スピーカーから出る音が、
リスナーのポジションで揃うよう、時間軸の調整を行うためです。
フロントバッフルにはレザーが張られています。
これによりフロントバッフルの反射と共振をコントロールしています。
また上から見ると、この『Olympica』の特徴的な形状がわかります。
※『エンハンスド・ライラ・シェイプ』デザイン採用のエンクロージャー
写真で見ての通り、左右非対称。
右側が長くSonasu faberの高級機に採用されてきた『リュート・シェイプ』。
有名な『Cremona』等に採用されていた、楽器のリュートからヒントを得たカーブです。
左側が、最新のトップモデル『AIDA』で開発された、あたらしい『ライラ・シェイプ』。
竪琴(ライラ)に似ていることから名づけられました。
『Olympica』には、この2つのカーブを融合させた『エンハンスド・ライラ・シェイプ』が、
新たに開発され、採用されました。
カーブしたエンクロージャーで、共振を分散し、さらに内部定在波を抑えています。
そして、新たに採用されたバスレフ・システム。
※『パララミナー・ステルスフロー・ベンテッド方式バスレフ』のポート部
キャビネットの後方。スリット状の隙間(ポート)から低域が放出されます。
それを、ステンレス製のプレートで反射、拡散させています。
このあたりのディテールもSonus faberらしさがあふれています。
この形状は、バスレフ型に多いポートノイズを軽減し、
さらに空気の出入りがスムーズなこともあり、
より解像度が高く、伸びのある低域を実現します。
この為、他ブランドの高級機でも、いくつか同様の考え方のバスレフの採用が増えてきています。
仕上げの美しさが最初に語られるSonus faberですが、
実はその設計思想は、最先端的なスピーカーを開発しているブランドと、
同レベルか、それ以上といえる内容を誇っているのです。
そこに、自然のマテリアルを使用し、感覚的にナチュラルな質感を加えているのが、
過去から現在に続くSonus faberの真の姿なのです。
7月21日(月・祝)までの短い時間ですが、ぜひSonus faberの世界をご体感ください。
Bowers&Wilkins『805 Maserati Eition』との聞き比べも可能です。
Sonus faber(ソナス・ファベール)
Olympica 1 ブックシェルフ型スピーカー
定価880,000(ペア/税別)
形式 : 2ウェイ・バスレフ型
使用ユニット
・高域 : 29mmソフトドーム型
・低域 : 150mmファイバーコーン型
クロスオーバー : 2,500Hz
周波数特性 : 50~30,000Hz
能率 : 87dB(2.83V/1m)
インピーダンス : 4Ω
サイズ : W222mm*H354mm*D368mm
重量 : 8.7kg
STAND Olympica 純正スタンド
定価170,000円(ペア/税別)
サイズ : W297mm*H708mm*D376mm
重量 : 7kg
専用スタンド設置時
サイズ : W297mm*H1,068mm*D435mm
重量 : 15.7kg
『Olympica』の名前の由来になった『テアトロ・オリンピコ』に関してはこちらを↓
http://nojima-audiosquare.blogspot.jp/2014/07/sonus-faber-olimpica-1-3.html
▽△
0 件のコメント:
コメントを投稿