モダン・デザインスピーカー『Definition(ディフェニション)シリーズ』のトールボーイ型、
『DC8 T』と『DC10 T』が、『Tiシリーズ』へと進化して登場です。
※TANNOY(タンノイ) Definition DC10 Ti トールボーイ型スピーカー
従来の『DC8 T』、『DC10 T』でオプション設定されていた、
設置用スピーカーベースを進化させ、標準装備とした製品です。
従来のベースはMDF製でしたが、今回はスチール製のスタビライザーウェイトを内蔵。
より低重心で安定感が増すのと同時に、低域の明瞭さもアップしました。
※『Tiシリーズ』に付属する新型スピーカーベース
デザインは『Definitionシリーズ』の最上位モデル『DC10 A』のベースに近い物となっています。
(『DC10 A』のベースは、アルミ削り出しとなっています)
このベースの関係で、『DC10 Ti』は重量が43kgと大幅に増えました。
ちなみに『DC10 T』は、本体が34.5kg、オプションベースが1.6kgの計36.1kgでしたので、
約7kgの重量アップとなります。
スピーカー下部の約9kgのベースにより重心が低くなり、
結果スピーカーの動作点が明確になり、より明瞭な音へと進化していました。
エソテリック本社での勉強会にて試聴させて頂きましたが、
この効果は、『DC10 Ti』でより感じられました。
TANNOY(タンノイ)
Definition DC10 Ti トールボーイ型スピーカー
定価1,080,000円(ペア/税別)
搭載ユニット
・中高域 : 250mmデュアルコンセントリック
・HF:25mmチタンドーム、LF:250mmマルチファイバーペーパーコーン
・低域 : 250mmマルチファイバーペーパーコーン
周波数特性 : 30Hz~35kHz
クロスオーバー : 200Hz、1.4kHz
インピーダンス : 8Ω
能率 : 92dB(2.83V/1m)
サイズ : W434mm*H1,176mm*D320mm(突起物、サランネット除く)
重量 : 43kg
Definition DC8 Ti トールボーイ型スピーカー
定価880,000円(ペア/税別)
搭載ユニット
・中高域 : 200mmデュアルコンセントリック
・HF:25mmチタンドーム、LF:250mmマルチファイバーペーパーコーン
・低域 : 200mmマルチファイバーペーパーコーン
周波数特性 : 33Hz~35kHz
クロスオーバー : 250Hz、1.5kHz
インピーダンス : 8Ω
能率 : 89dB(2.83V/1m)
サイズ : W370mm*H1,081mm*D260mm(突起物、サランネット除く)
重量 : 28.8kg (『DC8 T』はオプションベース込で約22kg)
前『Definitionシリーズ』でも採用された、
①ネットワークを-190℃で低温処理をする『DCT(ディープ・クライオジェニック)処理』
②ネットワーク素子の共振を抑える『DMT防振処理』
③オランダvan den Hul社製の大型結晶体構造のOFCに銀コートをした内部配線
はもちろん採用されています。
エンクロージャーも、『PRESTIGE(プレステージ)シリーズ』と同じく、
スコットランドのTANNOY工場で、職人の手により制作されています。
仕上げも今まで通り、ダークオーク、チェリー、ピアノブラックの3色。
突板仕上げの上には、厚い光沢ラッカー仕上げ。
ピアノブラック仕上げは手磨きの鏡面仕上げです。
発売は8月1日からとなっています。
また、ブックシェルフ型の『DC8』は継続販売となります。
『Definitionシリーズ』に関してはこちらを。旧『DC8 T』のブログです。↓
http://nojima-audiosquare.blogspot.jp/2014/07/tannoydefinition-dc8-t.html
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