ドイツ・TRANSROTR(トランスローター)のレコードプレーヤー・『ZET-1M2』が、期間限定で登場です。
ショウでもそのたたずまいにスタッフ一同惚れ込んでおり、
『一度、店頭で鳴らしてみたい・・・』と、強く思っていた製品でもあります。
今回、8月末日までですが、期間限定で展示させて頂く事となりました。
※TRANSROTOR(トランスローター) ZET-1M2 / SME M2-9付属モデル
TRANSROTOR(トランスローター)は、1971年設立。
当初は、オーディオ機器全般の開発を行なっていたそうですが、
早い段階でレコードプレーヤーの専業メーカーへとシフトしたのだそうです。
また当初より、アクリルを多用した製品を多く手がけていたそうです。
当店でリファレンス的に使用している、
Michell Engineering(ミッチェル・エンジニアリング/以下・ミッチェル)の創設者と供に、
アクリル素材をプラッターに使用する研究を行なっていたという話も、雑誌等で掲載されています。
という訳で、月末まで、ある意味『兄弟対決』の様相が・・・。
Michell Engineering(ミッチェル・エンジニアリング) 『GyroSE-UNV2』のご紹介はこちら↓
http://nojima-audiosquare.blogspot.jp/2014/06/michell-engineeringgyrose.html
今回ご用意した、『ZET-1M2』は、TRANSROTORのアーム付属・スタンダードモデル。
ミッチェルは、バネを使用したフローティングが特長ですが、
この『ZET-1』は、スパイク状のインシュレーターを使用した、リジッドな設置が特長です。
アクリル・カーボン製のベースプレートをまずは設置。
設置時の水平調整は、クロームメッキのインシュレーター上部のノブを回せば、
簡単に行なう事が出来ます。この辺りは手馴れたメーカーであることが伺われます。
ベースプレートの左奥にモーターを設置。
右奥にアームベースを取り付けます。
今回は、標準で同梱されている、イギリス・SMEのストレートアーム『M2-9』を取り付けました。
この『M2-9』は、ヘッドシェルが交換可能なタイプで、
複数のカートリッジを使い分けたい方には嬉しい仕様です。
オーバーハングの調整、ラテラルの調整も簡単に行なえます。
もちろん、アームレス仕様も準備されています。
アルミニウム製プラッターは、重量級で、重さ約8kg。
裏面にも美しい加工が施されています。
電源は外付け。こちらがコントローラーにもなっており、33回転、45回転の切り替えを行なえます。
オプションでモータースタンドが用意されており、その際はダブルアーム化する事も可能です。
その他にも、軸受けグレードアップにも対応しており、自分仕様にシステムアップも可能です。
リジッドな仕様ですので、設置時には置き場所等に注意してください。
プレーヤーの下に重量級のボードを設置するのは、マストな条件かと思います。
ミッチェルに対し、やはりキレとエネルギー感に関しては勝る部分もあり、
音が前に出てくる剛性感の高いサウンドです。
しなやかで緻密なミッチェルとは、また別の方向。
同じ場所からスタートした2つのメーカーが、違う道を歩んだ結果が興味深いです。
TRANSROTOR(トランスローター) ZET-1M2 ※ZET-1アーム付属標準仕様・SME M2-9付属
定価650,000円(税別) / アームレス仕様 ZET-1定価520,000円(税別)
駆動方式 : ベルトドライブ
プラッター : アルミニウム、8kg
サイズ : W450mm*H180mm*D400mm ※電源ユニット別筐体
重量 : 20kg
付属アーム
・SME M2-9
・スタティックバランス型
・使用可能カートリッジ自重 : 5.0~12g
・針圧調整範囲 : 0~2.5g
・オーバーハング : 17.80mm
ちなみにSME M2-9は単体での定価が250,000円(税別)となります。
総重量が20kgを越えますが、設置のしやすさも有り、
初めて本格的プレーヤーを導入する方にも、オススメできる製品です。
8月末日までの期間限定デモとなります。
取り付けてあるカートリッジは、audio-technica『AT-ART9』(MC型)となりますのでご了承下さい。
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