6月20日(土)、21日(日)に開催した、『第1回 ASq Laboratory』の結果報告です。
1日目、6月20日(土)に行った、5つの実験の報告です。
まずは最初の実験。
同じ予算で、パワーアンプを1台買うか、それとも弟モデル2台を買うかの選択です。
Accuphaseに協力頂き、純A級パワーアンプを全モデルご用意させて頂きました。
『A-36』1台からスタートし、2台使用してバイアンプ、BTL接続。
そのあと『A-46』、『A-70』と同じことを行い、純A級モノラル・パワーアンプ『A-200』へ。
最後に、最新のAB級モノラル・パワーアンプ『M-6200』をお聴き頂きました。
印象的だったのは、『A-36』を2台使用したバイアンプ駆動と、
『A-46』のBTL接続によるモノラル使用。
『A-36』のバイアンプはニュアンスが豊富で、ディテール描写が印象的。
B&Wの『802SD』では少々荷が重い感はありますが、
『804SD』クラスであれば、ぜひ試したい高い質感でした。
『A-46』のBTL接続は、上位モデル『A-70』以上の空間の広がりと、奥行きを感じました。
ディテール描写は『A-70』が上か・・・とは思いましたが、勝る部分もあり魅力的です。
『A-200』と『M-6200』は表現の違いが。スパン!!といった切れ味が『M-6200』の特徴です。
KRYNAに協力頂いた、セッティング試聴会は、大変興味深い内容でした。
机の上にベタ置きした所から、まずはルームチューニングを開始。
予定ではルームチューニングを最後にと考えていたのですが、チューニングを行わないと、
その他のアクセサリーの検証が難しいという事になり、順序を逆にしました。
『Azteca Tower』を1本づつ部屋に並べていくと、
しゃべっている声がどんどん聞き取りやすくなります。
7本設置してから、予定通りにアクセサリーを使用してセッティングしていきます。
最終的にはこの様に。最後の曲をかけた後『Azteca Tower』を全部、隣の部屋に移動。
・・・セッティングが進んでいたのが災いし、解像度の高さがうるささの原因になってしまいました。
結果、ルームチューニングは本当に重要、という事になりました。
予想以上に好評だったのが、
Bowers&Wilkins(B&W)の3モデルを使用した、グレードの違いを聞くという実験。
ユニットや、ネットワークの見本も持ち込んで頂き、
それぞれの魅力を感じて頂けたのではないでしょうか。
ユニット以上に、ネットワークや、エンクロージャーが、
スピーカーのクオリティに大きな影響をあたえている事が確認できたと思います。
この後『804SD』にSPを固定し、audioquestのスピーカーケーブルの試聴。
同じ純度の導体を使用しても、その太さや構造が大きな影響を持っている事が確認できました。
1日目最後の実験は、LUXMANのプリメインアンプ聴き比べ。
新製品の純A級プリメインアンプ『L-590AX Mark2』と、AB級プリメインアンプ『L-507uX』。
密度とディテール表現に優れた純A級と、
キレとエネルギー感のあるAB級の魅力を感じて頂けたのではないでしょうか。
また、電源のしっかりした純A級アンプは、出力こそ小さくてもドライブ力がある事を実感しました。
後半は、90周年記念モデルで、90台限定生産の『CL-38uL』と『MQ-88uL』を、
JBLの『S4700』に接続して体験して頂きました。
『ASq Laboratory』2日目の様子はこちら↓
http://nojima-audiosquare.blogspot.jp/2015/06/asq-laboratory2621.html
体験型試聴イベント・『ASq Laboratory』特設ページはこちら↓
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