本格的にHi-Fi用オーディオケーブルの自社開発をはじめ、
『PCOCC-A導体』を採用した『TUNAMIシリーズ』を展開した中でも、
特に大ヒットした製品が電源ケーブルの『TUNAMI GPX』でした。
※OYAIDE TUNAMI GPX 電源ケーブル
導体には、現在では入手が困難な『PCOCC-A』を採用しています。
『PCOCC』は、千葉工業大学名誉教授・大野篤美氏によって考案された、
『単結晶状高純度無酸素銅・鋳造方法』を使用して製造された『銅』です。
※『PCOCC』は、古川電気工業株式会社の商標です。
Pure Crystal Ohno Continuous Casting Processの頭文字から『PCOCC』と名付けられました。
『Ohno』は大野篤美名誉教授の事を指しています。
単結晶の名の通り、ケーブルとして使用した場合、1mあたりの結晶数が1~2個。
粒界と呼ばれる、つなぎ目が無い導体を作ることが出来ます。
家庭用の電源等に使われる一般的な銅、通称・電気銅(TPC)は、1mあたり結晶数が150,000個、
オーディオケーブルでよく使用される無酸素銅(OFC)でも1mあたり50,000個、
という事を考えると、高性能ケーブル用の線材として、理想的なことがわかります。
※PCOCC断面(上)とTPC断面(下)
『PCOCC』は、鋳型を加熱しながら鋳造し、その直後に冷却する事で、
連続的に結晶を成長させながら製造されます。
その為、結晶と結晶の間の粒界が出来ないのです。
さらに、巨大な単一の結晶ですから、結果、純度も高い導体となります。
その代わり、とても固いという難点があります。
そこで、柔軟な線材とする為にアニール(焼鈍)処理をしたものが『PCOCC-A』です。
アニール処理は両刃の剣で、結晶粒界に不純物が入り込む可能性が高いのですが、
もともと粒界の少ない『PCOCC』は、不純物が入り込む可能性が極めて低く、
ケーブルとして完成させた時にも、導体を高い純度に保つことが出来るのです。
『TUNAMI GPX』では、HOT(黒)とCOLD(白)に、
5.5sq(0.32mm*69本)の『PCOCC-A』撚り線導体を使用、
アース(緑)には5.5sqのOFC導体を使用した、3芯シールド構造を採用しました。
シールドは、電磁波吸収体、カーボン、銅箔テープの3重構造。
プラグには、2回の表面研磨をした脱酸りん青銅の電極に、
24K金メッキ(1.5μ)+パラジウムメッキ(0.3μ)の2層メッキを施した、
オリジナルの電源プラグ『P-046』と、
※OYAIDE P-046 オリジナル電源プラグ
IECコネクター『C-046』が採用されています。
※OYAIDE C-046 オリジナルIECコネクター
どちらもカラーリングは専用の赤となっています。
OYAIDE TUNAMI GPX/1.8m 電源ケーブル
定価30,000円(税別) → 中古販売価格15,800円(税込)
長さ : 1.8m
導体 : 3芯シールド PCOCC-A/5.5sq*2、OFC/5.5sq*1、3重シールド
端子 : P-046、C-046・専用カラー
その他 : 元箱無し
※シリアル・ナンバー
こちらの商品は完売しました。
お電話でもご注文承ります。
オーディオスクェア藤沢店 TEL 0466-31-0603
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