クラシックの名盤も、6月10日(金)に発売されます。
今回は、2枚組で『マーラー:交響曲第2番「復活」&第4番』が収録されています。
指揮は『名盤復刻シリーズ』でよく登場する、クラウディオ・アバド。
今回収録される、交響曲第2番「復活」は、1976年にアバドが初めて録音を行ったマーラーです。
オーケストラはシカゴ交響楽団。
アバドにとってマーラーは指揮者としての成功において、重要な位置を占めています。
1963年のミトロープス指揮者コンクールで優勝した後の、
1965年のザルツブルグ音楽祭デビューにおいて、
ウィーン・フィルを指揮した「復活」で高い評価を得る成功をおさめ、
翌年にはウィーン・フィルの定期演奏会に招かれ、国際的なキャリアへの道が開かれます。
1967年のウィーン芸術週間のマーラー交響曲全曲演奏では、第6番の担当に指名されました。
ただし、マーラーの録音には慎重で、この「復活」が満を持しての初録音となりました。
作曲者マーラー自身の指揮からスタートし、彼の死後は、
ブルーノ・ワルターなど、マーラーと直接関係があった、
ユダヤ系指揮者により演奏伝統が形成されていきます。
その伝統は、第2次世界大戦後、レナード・バーンスタインに引き継がれ、
『ユダヤの血の共感』とも言える民族的な演奏解釈が、
マーラーのイメージを作り上げていくのに対し、
新しい解釈を求めた、第3世代と呼ばれる指揮者の1人がアバドです。
彼らは、マーラー作品の精緻なオーケストレーションに目を向け、
過度な感情移入を加えずに作品の姿をストレートに提示しました。
これらの新しい解釈と、演奏が、その後1980年代になってから本格的に幕を開ける、
世界的なマーラー・ブームの先駆けとなっていきます。
※ESOTERIC ESSG-90141/42 NEW
今回のSACDは、「復活」から始まり1976年から1994年までかけて、
アバドが完成させた第1次『マーラー:交響曲全集』の中から、
1977年にウィーンフィルと録音した、交響曲第4番をカップリングしています。
交響曲第2番「復活」は、シカゴ・メディナ・テンプルでの録音、
交響曲第4番は、ウィーン・ムジークフェラインザールでの録音となっています。
マーラー:交響曲第2番「復活」&交響曲第4番
クラウディオ・アバド指揮
・シカゴ交響楽団(第2番)
・ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(第4番)
品番 : ESSG-90141-42(2枚組)
価格 : 6,286円(税別)
仕様 : SACDハイブリッド
レーベル : ドイツ・グラモフォン
3,500セット限定生産。
発売は、6月10日(金)。
オーディオスクェア藤沢店 TEL 0466-31-0603
予定数に達したため、ご予約受付を終了させていただきます(6月2日)。
6月10日には、6枚組のSACD-BOX『6 QUEENS of JAZZ VOCAL』も発売されます。
詳細はこちら↓
http://nojima-audiosquare.blogspot.jp/2016/05/esotericjazz-box3610.html
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