ミドルサイズの3Wayスピーカー『MG1.7』の中古品が入荷しました。
※MAGNEPAN MG1.7 3Wayプレーナー型スピーカー
高さは1,660mmとかなりの高さです。
※MAGNEPAN MG1.7 側面
でも、横から見ると5cm程の厚み。
知らない人がみたら、衝立だと思うかもしれません。
まさに、『プレーナー=平面』の名のとおりです。
アメリカで『Hi-END』という、オーディオ再生の考え方が生まれたとき、
当時のスピーカーで最も問題視されたのが、エンクロージャーの鳴きから生まれる、
通称『箱鳴り』と呼ばれるノイズでした。
エンクロージャーがノイズの原因になるのであれば、
エンクロージャーが無いスピーカーを作れば良い、という考え方から、
箱を持たない『ダイポール型スピーカー』が数多く開発される事になりました。
日本に紹介された主なブランドの1つが、このMAGNEPANでした。
振動板は通称リボン型と呼ばれるものの一種、
『クワージリボン型ドライバー』と呼ばれる独自ユニットを、採用しています。
通常のリボン型と違い、振動板である『マイラーフィルム』の表面に、
ボイスコイルにあたるアルミニウム箔を導線として貼り付け、膜全体を直接駆動しています。
ダイポール型ということは、、背面は解放されていますから、
前面と同じ音が、背面からも放出されます。
本来はこの音同士が打ち消しあって、低域を消してしまうため、
ダイポール型は低域が出ないと言われてきましたが、
『MG1.7』は十分にスケール感と、エネルギー感を感じさせる低域再生を行います。
基本がリボン型であるからと思われますが、水平方向への音の広がりは格別。
体の真横辺りまで、ググッと音が広がります。
音像はスピーカーの奥に定位。
ふわっと浮き上がるようで明確な音像は結びませんが、
独特の浮遊感は、ダイポール型ファンの方にはたまらない表現でしょう。
ただ、立って聞いている時と、座って聞いている時の、
空間の奥行き感の表現にはおおきな差があるので、
店頭でちょっと聞いたことがあるだけだと、悪いイメージが残ってしまうかもしれません。
今回の中古品の仕上げは、シルバーのアルミトリムとなります。
MAGNEPAN MG1.7 プレーナー型スピーカー
定価460,000円(ペア/税別) → 中古販売価格250,000円(ペア/税込)
形式 : 3Wayダイポール型
搭載ユニット : クワージリボンドライバー
周波数特性 : 40Hz~24kHz
能率 : 86dB/500Hz/2.83V
インピーダンス : 4Ω
サイズ : W495mm*H1,660mm*D460mm(脚部含む最大寸法)
重量 : 19kg(1台)
元箱あり。付属品あり。
※MAGNEPAN MG1.7 付属品
付属品は、ツィーターのレベルを下げる抵抗(-1~-2dB、-2~-3dB用)2種類と、
Yラグを使用するときのアダプターとなります。
完売しました。
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