レコードプレーヤーの新製品3機種が登場しました。
エントリーモデルの『Essentialシリーズ』の新型、
『Essential II』の通常モデルと、USB出力モデルの2機種と、
『1-Xpression Ⅲ』の後継モデル『1-Xpression Carbon』の計3機種です。
USB出力付の『Essential II Phono USB』は、MM型用フォノイコライザーと、
USBオーディオインターフェース(A/Dコンバーター搭載)を装備しており、
PCへ直接デジタルファイルとして取り込む事が出来ます。
また、今回の3機種はDCモーターを搭載しており、50Hz/60Hzどちらにも対応しました。
今回は、上位モデルである『1-Xpression Carbon』をご紹介。
※Pro-Ject 1-Xpression Carbon レコードプレーヤー
先ほど紹介したように『1-Xpression Ⅲ』の後継モデルで、
アームとターンテーブルが大きな変更点です。
※Pro-Ject 8.6cc EVO カーボン製トーンアーム
前作ではアームのパイプはカーボン製で、ヘッドシェル部は金属製でしたが、
今回の『8.6cc EVO』はヘッドシェル部までカーボンの一体成型モデルとなりました。
カートリッジは贅沢にも、ortofon製のMMカートリッジ『2M RED』が付属しています。
ターンテーブルのメインプラッターは、アクリル製から、
スチールとTPEのサンドイッチ構造となりました。
TPE(熱可塑性エラストマー)は、プラスチックとゴムの中間のような素材です。
プラスチックの様に軽く、成型しやすく、さらに常温ではゴムに近い特性を持つ素材です。
このTPEとスチールを組み合わせて、鳴きの少ないメインプラッターとなっています。
モーターは本体からゴムを使用してフローティング。
振動をうまい具合に伝わらないようにしています。
電源は外部ACアダプターより供給されます。
またインシュレーターは、ターンテーブルにも使用されているTPEを使用した、
3点支持のスパイク構造となっています。
Pro-Ject 1-Xpression Carbon レコードプレーヤー
定価150,000円(税別)
駆動方式 : ベルトドライブ
回転 : 33、45r.p.m(ベルトかけ替)
サイズ : W415mm*H130mm*D335mm(カバー、脚含む)
重量 : 5.5kg
付属品 : ダストカバー、ターンテーブルシート、RCAフォノケーブル、EPアダプター
付属カートリッジ : ortofon 2M RED
ストレートアームですので、カートリッジを頻繁に交換するのには向きませんが、
お気に入りのカートリッジで、レコードを楽しみたい方にはさほど問題は無いでしょう。
Pro-Jectのアームは調整もしやすいので、
久しぶりにと言う方や、初めて本格的なレコード再生をお考えの方におすすめです。
今回より、50Hz/60Hzのどちらにも対応したDCモーターを採用した点も注目。
また、定価12,000円(税別)のカートリッジが付属していて、
定価150,000円と、コストパフォーマンスもかなりのものです。
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