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2015年1月5日月曜日

探すとなかなか無い、ちょっと長いケーブルの中古入荷。

いざ必要となってお店に行っても、なかなか無いのがちょっと長めの音声ケーブル。

2mクラスの中古ケーブルが、タイミングよく入ってきましたのでご紹介。


まずはMONSTER CABLE(モンスターケーブル)の現行フラグシップ『M1000I MK2』。
2.4mのRCAケーブルです。


※MONSTER CABLE M1000I MK2-2.4m RACケーブル

RCA端子はMONSTER独自のらせん状の切込みが入っています。


※M1000I MK2のRCA端子

このカットのおかげで端子にがっちりと接続されます。
センターピンは先端が中割れされており、
端子のセンター部にしっかりと圧着されるようになっています。

導体は伝送する周波数帯域ごとに導線の長さを変える『タイムコレクト構造』を採用。
最上位モデルらしく、電気信号の周波数の高低を基準に帯域を3分割し、
それぞれに専用の導体を使用する、『3Wayタイムコレクト構造』を採用しています。
導体の撚り方は、低周波数用の太い導体を中心に、
高周波数用の細い導体を束ね、中心導体の外側に配置する、
『バンドウィズバランス構造』としています。
各周波数用の導体は、繊維状の『マイクロファイバー絶縁体』で、それぞれシールドされます。

ケーブル全体のシールドは、アルミ箔と銅編線による2層シールドとなっています。

MONSTERらしい中低域に厚みのあるサウンドが魅力です。

MONSTER CABLE M1000I MK2-2.4m
定価31,000円(税別) → 中古販売価格16,500円(税込)
元箱なし。


もう2点はACROLINK(アクロリンク)の現行品。
RCAケーブルとXLRケーブルです。

まずはRCAケーブルの『7NA-2200Ⅲ RCA』の2.5m。


※ACROLINK 7NA-2200Ⅲ RCA 2.5m メーカー特注品

プラグはオリジナル品。


※7NA-2200Ⅲ RCA端子

センターピンは話題のティルル銅を使用。
純銅に対して、伝導率が90%を超える為、端子用の素材として注目されています。
このティルル銅を中空構造にしてセンターピンとしています。
メッキは下地層がない、ダイレクトロジウムメッキを採用しています。

ACROLINK 7NA-2200Ⅲ RCA2.5m
定価45,000円(税別) → 中古販売価格24,000円(税込)
元箱なし。
シースの一部にこすれキズがあります。


もう1点は、『7NA-2110Ⅲ XLR』の2m。
先ほどの『7NA-2200Ⅲ』の1つ上の製品です。
ケーブルの導体は同じで、シールドの差が価格の差となっています。

どちらも銅箔テープと純度99.995%のOFC(無酸素銅)の編線によるシールド。
『2110』は編線が2重。『2200』は1重となっています。


※ACROLINK 7NA-2110Ⅲ XLR 2m メーカー特注品

XLR端子も接点部が特注の専用品です。


※7NA-2110Ⅲ XLR端子部

オス側の接点は真鍮無垢。
メス側の接点はベリリウム銅です。
こちらも、ダイレクトロジウムメッキ採用されています。

ACROLINK 7NA-2110Ⅲ XLR 2m
定価46,000円(税別) → 中古販売価格23,000円(税込)
元箱なし。


ACROLINKと言えば、高純度銅を使用した導体で有名ですので、導体の話を少々。

ACROLINKのケーブルは、三菱電線製の7N(純度99.99999%)銅を採用しています。
『D.U.C.C.7N』と呼ばれる銅導体です。

結晶粒を通常の銅の数十倍以上まで大きく成長させ、
かつ結晶格子の方向性までそろえた導体です。
基本的には、製造中止となったPCOCCと同様の製造方法で生産される導体です。

※PCOCCについて
  PCOCCは、千葉工業大学の大野博士が開発した、
  『大野式連続鋳造法』を使用して古河電工が開発製造した銅導体です。
  大野博士は鋳造方法に関して、研究結果は発表したものの特許は取らず、
  使用に関して基本オープンにしていました。
  その為、同様の技術を使用して各社が同様の導体を開発しました。  

結晶粒は大きいほど結晶粒界(結晶と結晶の境界)が少なくなり、音質上のメリットがあります。
また、アニール処理等を行う際にも、
結晶粒界に不純物(酸化等も含め)が入る可能性を抑える事が出来るというメリットもあります。
(この辺りはPCOCCのメリットと同じです。)

ACROLINKは、この『D.U.C.C.7N』導体に、
独自のアニール処理である、『ストレスフリー処理』を行っています。

また、ACROLINKはこの導体の組織成分結果を公開。
真の7N銅である事を証明しています。

ACROLINKのエントリーであり代表となる、この2つのケーブルは、
真円度、表面の平滑度を精密にコントロールした0.18Φの素線を34本、
高密度撚線に加工し、信号用ケーブルとして使用します。
更に、ホット用、コールド用にそれぞれ巻き方の方向を変え、
2芯同軸構造で並走する線間のノイズキャンセルも行う念の入れようです。

どちらのケーブルも、伝統的な高解像度で、ディテール表現に優れたケーブルです。
現行モデルは、そこに中低域の密度感が加わり、よりスケール感のある表現が加わりました。
ガツンとくる様なエネルギー感は控えめですが、量感はこのクラスの中では多い方かと思います。


こちらに掲載の中古ケーブルは、全て完売しました。


お電話でもご注文承ります。
オーディオスクェア藤沢店 TEL 0466-31-0603




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