イギリスのスピーカーメーカー・Harbeth(ハーベス)から、
新型モデル『Super HL5 Plus』が発表されました。
※Harbeth(ハーベス) Super HL5 Plus
Harbethはご存知の方も多いかと思いますが、イギリスの国営放送・BBCで、
モニタースピーカー等の開発を行っていた、ダッドリー・ハーウッド氏が1977年に設立しました。
Harbeth(ハーベス)という名前は、
氏のハーウッドという名前と、奥さんの名前エリザベスを合わせたものです。
Harbethの源流となるのが『Monitor HL』という、
ハーウッド氏が開発した、20cmウーハー搭載の2Wayスピーカーでした。
このモデルは、ハーウッド氏の手によりモデルチェンジがされ『HL Type4』まで続きます。
Harbethが日本で有名になったのは、1980年代末。
1987年にハーウッド氏からHarbethを引き継いだ、アラン・ショー氏が発表した、
『HL Type4』の後継モデル『HL5』と、新製品の弟モデル『HL Compact』の上陸からです。
ツィーターを、従来のソフトドームから、アルミドームに変更。
BBCモニター系の穏やかで充実した中域に、
金属系のツィーターによる現代的な解像度感と明るさがプラスされた、名機となりました。
その後『HL Compact』は、
『HL Compact7』、『HL Compact7ES-2』とモデルチェンジ。
現在は『HL Compact7ES-3』となっています。
その間にポリプロピレンとアルミを配合した『RADIALコーン』を採用したウーハーユニットや、
BBCモニターを基本としたエンクロージャーの開発が進みました。
その間には現代的なエンクロージャーを採用した製品も開発しています。
また『RADIALコーン』は、『RADIAL2コーン』へと進化しています。
『RADIALコーン』は、中心部から周辺にかけて、配合量を変える事で共振点を分散、
分割振動の発生を低減させた、Harbethを代表する技術です。
それらの技術の総決算として開発された製品が、2004年発売の『Super HL5』です。
『HLシリーズ』として初めて、チタン製スーパーツィーターを搭載したモデルでした。
その『Super HL5』が10年ぶりにモデルチェンジ、『Super HL5 Plus』として登場します。
ウーハーは進化した『RADIAL2コーン』を採用。
エンクロージャーやネットワークも再見直しがされました。
特にエンクロージャー内部の背面部分に設置された吸音材は、
これまでのほぼ倍の量に変更されているそうです。
発売は2015年2月18日となっています。
Harbeth(ハーベス) Super HL5 Plus
定価600,000円(ペア/税別)
形式 : 3ウェイ・フロント・バスレフ型
搭載ユニット
・中低域 : 200mm RADIAL2コンポジット・コーン型
・高域 : 25mm アルミニウム・ハードドーム型
・超高域 : 20mm チタニウム・ハードドーム型
周波数特性 : 40Hz~20kHz(±3dB)
クロスオーバー周波数 : 3.5kHz、12kHz
インピーダンス : 6Ω
能率 : 86dB/W/m
サイズ : W322mm*H635mm*D300mm(最大316mm)
重量 : 15.8kg
入力端子 : バナナプラグ対応、バイワイヤリング接続可能SP端子
ゴールデンウィーク期間限定デモのお知らせ↓
http://nojima-audiosquare.blogspot.jp/2015/05/2.html
また、その他の製品が2015年3月1日受注分より、価格改定が行われます。
対象モデルと価格(ペア/税別)は以下の通りです。
HL-P3ESR 現価格240,000円 → 新価格290,000円
HL-Compact7ES-3 現価格330,000円 → 新価格396,000円
Monitor20.1HG 現価格240,000円 → 新価格320,000円
Monitor30.1 現価格460,000円 → 新価格540,000円
Monitor30.1HG 現価格460,000円 → 新価格600,000円
現輸入元のエムプラス・コンセプトは、
2003年にHarbethの取り扱いを開始してから現在に至るまで、
Harbethからの輸出価格が変更されても、その分の値上げをしてこなかったそうです。
ただし昨年夏以降の急激な円安により、価格の維持が難しくなったとの事です。
※Harbeth HL-P3ESR
オーディオスクェア藤沢店では、
BBCモニターの『LS3/5A』の現代版とも言える、『HL-P3ESR』の展示機をご用意しています。
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