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2015年1月18日日曜日

【展示機導入】 YAMAHAの2代目Soavoのフロアー型スピーカー『NS-F901』の展示を開始しました。

YAMAHA(ヤマハ)・フロアー型スピーカーのトップモデル『NS-F901』の展示を開始しました。

YAMAHAが久々に発表した『Soavo-1』の後継モデルとなります。
今回は、シリーズ名がSoavo(ソアボ)で、製品名は『NS-F901』となっています。
型名の『F』はフロアー型を意味し、ブックシェルフ型は『B』、
センタースピーカーは『C』、サブウーハーは『SW』とそれぞれ表記されます。


※YAMAHA NS-F901 フロアー型スピーカー

搭載されるユニットは、世界的に高い評価を得た、
先代Soavoをベースに各部を(磁気回路の強化等)リファインしたものです。

ツィーターは、振動板とボイスコイルを絞り技法で一体成型し、
強度と反応を高めたアルミマグネシウム合金製の『DCダイヤフラムツィーター』を採用。

今回の胆となるミッドレンジは、
1988年発売のブックシェルフ型スピーカーの名機『NS-1 Classics』が源流である、
樹脂にマイカを混ぜた『NEW A-PMDコーン』を採用しています。
 ※A-PMD=Advanced Polymer Injected Mica Diaphragm
(『PMD』という名前は1999年発売の『MSシリーズ』から使われます)

ウーハーにも、この『NEW A-PMDコーン』が採用されています。


この『A-PMDコーン』が『Soavoシリーズ』がどの様なモデルか、を表しています。
この辺りを知らない方が、先代の『Soavo-1』が発売された時に、
『NS-1000M』の再来と勘違いしてしまわれたり、
その後のブックシェルフ型『Soavo-2』の時には、
『NS-10M』の高性能版と勘違いされてしまわれたりと、悲しい誤解のもとになってしましました。


この辺りが、良いスピーカーだけど日本での苦戦の原因となったといえます。
個人的には、もっと売れていいスピーカーと思っていましたが・・・。


ご存知に方もいらっしゃるかと思いますが、
YAMAHAのHi-Fi用スピーカーには、大まかに3つの流れがあります。

1つ目が、『NS-1000MM』が代表の、高解像度スピーカー。
ベリリウム製の振動板をツィーター、スコーカーに採用した、
『これぞ日本のスピーカー』と言えるモニター系スピーカーです。
低域の質感、量感に若干の差はありますが、
フロアー型の『FXシリーズ』などもこのグループです。

2つ目が、ギターやキーボードなどの電子楽器を演奏する方には有名な、
『NS-10M』・通称『テンモニ』のグループ。
これは、JBLなどのウエストコーストサウンドを意識した製品
明るく、キレのあるサウンドが魅力の製品です。

そして3つ目が、1970年代初頭に発売された『NS-690』を源流とする、ヨーロピアンサウンド系
ツィーター、スコーカーにソフトドームを使用したシリーズです。
この流れで有名なのが、ロングランを続けた『NS-1 Classics』と、
そのワンサイズ大きい『NS-7』です。
これらのモデルは、白木もしくは白木調の仕上げが多く、
初代Soavoのナチュラルバーチ仕上げは、それらの製品に対するオマージュでもありました。


Soavoシリーズは、細やかで、しなやかさのあるサウンドが魅力。
進化したハードドーム・ツィーターは、
過去のモデルの様なピークを感じさせることは無くなりました。
この辺りは、空芯コイルなど高性能なネットワーク素子の恩恵でもあります。

イタリア語で『優美な』を意味する『Soave』と、
『歌声』を意味する『Voce』を組み合わせた造語である『Soavo』に相応しいサウンドです。
楽器の質感や、声のナチュラルさを重要視する方には、ぜひ一度聴いて頂きたい製品です。


YAMAHA NS-F901 フロアー型スピーカー
定価400,000円(ペア/税別)

形式 : 3ウェイ・4スピーカー・バスレフ型
使用ユニット
 ・ツィーター : 3cmアルミマグネシウム合金ドーム型*1基
 ・ミッドレンジ : 13cmA-PMDコーン型*1基
 ・ウーハー : 16cmA-PMDコーン型*2基
周波数特性 : 32Hz~50kHz(-10dB)、~100kHz(-30dB)
クロスオーバー周波数 : 450Hz、3.5kHz
インピーダンス : 6Ω
能率 : 89dB/2.83V/1m
サイズ : W270mm*H1060mm*D425mm(スタンド含む)
重量 : 30.7kg



一目でSoavoとわかる、全ての平行面を無くした独創的なエンクロージャーを採用。
 
内部の定在波を抑えるとともに、
ツイーター回りは大胆なカットを施し、回折現象を抑えています。
ミッドレンジのキャビネットと、ウーハーのキャビネットは内部で仕切られています。
この仕切り板も、斜めに取り付ける事で定在波を抑えています。
複雑な形ながら、総三方留め構造で強度の高いエンクロージャーとなっています。

仕上げはグランドピアノと同じ、手の込んだものです。
ヤマハピアノの為に開発された、ポリエステル系ピアノ塗料を用い、
まったく同じ専用の塗装、研磨工程を経て仕上げられています。
仕上げの精度はとても高く、写り込む風景に歪みはほとんどありません。

スピーカーの下部には木質系素材のベースプレートを採用。
前作に比べ低域の量感がプラスされ、より豊かさを感じるようになっています。


今ならYAMAHAの、
最新プリメインアンプ『A-S3000』、『A-S2100』、
最新SACDプレーヤー『CD-S3000』、『CD-S2100』と組み合わせてお聴きいただけます。




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