LUXMAN 90周年記念モデル・第7弾。31年ぶりに300Bを搭載した、真空管アンプ『MQ-300』を発表。

今年90周年を迎える、LUXMANの記念モデル・第7段が発表されました。
今回は、31年ぶりに出力管・300Bを搭載したステレオパワーアンプ『MQ-300』です。

※LUXMAN MQ-300 300B搭載・真空管ステレオパワーアンプ

搭載される真空管は、2010年に35年ぶりに国産300Bとして生産される事となった、
高槻電器工業株式会社製の『TA-300B』の最新バージョンです。

※高槻電器工業株式会社 TA-300B

出力管『TA-300B』のバイアス回路は、
自己バイアス方式を採用しているので、球の交換も簡単に行えます。

基本デザインは1984年に発売された、
300Bを搭載した真空管モノラルパワーアンプ『MB-300』をモチーフにしています。
トップパネルには12mm厚のアルミ押し出し材を使用。
その下に、ピアノ塗装仕上げのウォールナット木枠を組み合わせ、
往年のデザインを再現しています。
そのシャーシを支えるインシュレーターには、グラデーション鋳鉄製を使用するなど、
振動対策などの関しては、最新モデルの技術を採用しています。

今回の『MQ-300』は、ステレオパワーアンプですが、
電源トランスの2次巻線以降は、整流管（5AR4）、チョークコイル、ブロックコンデンサーは、
左右完全独立とする事で、チャンネル間の干渉を抑えるようにしています。
カップリングコンデンサーに、限定生産の『CL-38uL』『MQ-88uL』と同様の、
LUXMANオリジナル開発のオイルコンデンサーを採用するなど、パーツにもこだわっています。

高信頼の出力管を使用するだけでなく、整流管に『5AR4』を使用し、
スイッチオン時の電源供給が穏やかに立ち上がるようにするなど、
製品を長期間安定して使用できるようにという配慮も行っています。


入力はRCAが1系統。
接続するスピーカーに合わせ、4Ω、8Ω、16Ω用の独立した大型スピーカー端子を装備しています。

※LUXMAN MQ-300 背面

発売は10月下旬を予定。

9月25日（金）から始まる、
『東京インターナショナル・オーディオ・ショウ』で、デモを行う予定との事です。


LUXMAN MQ-300 真空管ステレオ・パワーアンプ
定価1,600,000円（税別）　10月下旬発売開始予定

連続実行出力　：　8w+8w（4、8、16Ω）
使用真空管　：　5AR4（SOVTEK）*2、6NS7GTB（TUNG-SOL）*4、TA-300B（高槻電器工業）*2
回路方式　：　ドライバー/パラレル接続2段増幅、出力/シングル、無帰還増幅
周波数特性　：　20Hz～20kHz（+0.3dB、-1.5dB）、10Hz～30kHz（+0.3dB、-3.0dB）
入力　：　RCA*1系統（入力感度　：　490mV（8w）/入力インピーダンス　：　240kΩ）
出力　：　スピーカー端子*1系統（4、8、16Ω独立）
サイズ　：　W460mm*H237mm*D340mm（背面端子含む）
重量　：　29.0kg
付属品　：　ボンネット、電源ケーブル（JPA-15000）


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