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2015年9月25日金曜日

【TIAS 2015】 今回の1番の注目は、やはりBowers&Wilkinsの新型スピーカー『800 D3シリーズ』です。

今月初旬に発表された、
イギリス・Bowers&Wilkins(B&W)の新しい800シリーズ・『800 D3シリーズ』が、
東京インターナショナル・オーディオ・ショウ(TIAS)で初お披露目されました

今回、お披露目されたのは、


ブックシェルフ型の『805 D3』、


トールボーイ型の『804 D3』、


今回、独立したエンクロージャー『タービンヘッド』が採用され、
1番デザインが変わった『803 D3』(写真奥、手前は『802SD』)、


おそらく、日本での定番になるであろうフロア型の『802 D3』の4モデル。

『800 D3』は来春以降との事です。

今回のモデルチェンジの最大の特徴ともいえるのが、
40年近くB&Wの特徴でもあった、黄色いケブラーコーン・ユニットの変更です。


ケブラーと同様に繊維を織った、『コンティニウムコーン』と呼ばれる振動板を搭載した、
新しいミッドレンジ(『805 D3』ではウーハー)は、シルバー色に仕上げられています。
繊維に関しては、特許絡みもあるらしく、現在のところ正式な発表は無いとの事です。
ツィーターをダイヤモンドにしたのと同じ様な効果が、
この振動板のおかげで、ミッドレンジにも表れるとの事です。
B&WのHP内で、ユニットの表面の動きを測定、映像化した物が見れますが、
分割振動が極めて少なく、エッジ周辺で発生する歪が大変低く抑えられているのが判ります。

この為にドイツ製の高性能測定器を購入したようです。

『803 D3』『802 D3』は、この『コンティニウムコーン』が、
アルミ製の『タービンヘッド』に装着されています。


ネットワークも高品位なパーツを使用。
ユニットを設計、生産出来るメリットを活かし、
シンプルなクロスオーバー・ネットワークを実現しています。


『805 D3』のネットワークは、コイルと、コンデンサーが各1個づつのシンプルさ。


『804 D3』も3ウェイと考えると、やはり大変シンプルなネットワークです。

ちょい聴きでしたが、『805 D3』は、
『コンティニウムコーン』の恩恵を大変受けているように感じました。
ボーカルの透明感が、かなりアップしているのが感じられました。
『802 D3』も、静けさを感じる、歪の無さを体験できました。


価格に関しては10月に正式発表されます


順調に国内に入荷する事が前提となりますが、
11月に新しい『800 D3シリーズ』を使用したイベントを企画させて頂いています。
お楽しみに。

『TIAS 2015』は、今週末9月27日(日)まで、
東京・有楽町の東京国際フォーラムで開催されています。




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