※Accuphase PS-530 クリーン電源 NEW
Accuphaseは、今から20年ほど前の1996年、
多くのオーディオメーカーに先駆けクリーン電源の『PS-500』を発売しました。
発売間近の『PS-500』を試聴させて頂いた際に、店頭のデモ機から、
信じられないほど解像度感の高い、エネルギー感あふれるサウンドが飛び出し、
スタッフ一同驚いたことを今でも覚えています。
当時のクリーン電源は、電源系の専業メーカーがいくつか販売している程度でした。
それらのモデルは、容量が100VA程度と低くい為、前段機器にしか使えないか、
容量の大きなものは大型のパワーアンプ以上の大きさで、
しかも大変高価なものが多く、なかなか導入が難しい時代でした。
比較的価格が抑えめで、容量の大きなものはスイッチング電源を使用していて、
今のスイッチング電源に比べはるかにノイズも多く、その為音色の変化も多く、
一定電圧で駆動できるという点を考慮しても、導入がためらわれました。
そんな中登場した『PS-500』は、価格、サイズも現実的で、
CDプレーヤーと、プリメインアンプ、
もしくはAB級パワーアンプとプリアンプを1台で賄える事もあり、大ヒットしました。
それから5代目にあたるのが『PS-530』です。
久々にAccuphaseのHPで、『PS-500』のカタログをダウンロードしてスペックを確認したところ、
当時あれだけ凄いと思っていた『PS-500』と比較して、
『PS-530』の高調波ひずみ率は、およそ1/4とたいへん低くなっていました。
また、不要高調波成分を示す、電源の周波数スペクトラムを見ても、
可聴帯域内の高調波成分が見事に排除されている事が確認できます。
100Vの正弦波の基本となる基準波形は、
入力される家庭用電源のゼロクロス・ポイントを検出し、それを基に作成します。
この基準波形を基に、ひずんだ波形の過不足分、ノイズ成分を検出、
不足分は補い、余分な分は取り除く事でクリーンな電源を作り出します。
基準波形の作成に発振器を使わない事で、
『PS-530』自身が発生させるノイズを大幅に抑え、理想的な電源を供給しています。
※Accuphase PS-530 内部
出力波形の加・減算を行うパワーアンプ部は、
Accuphaseのアンプ技術を集約した10パラレル・プッシュプル回路を使用。
最大定格15Aの『バイポーラ・パワートランジスター』10組の出力段と、
トロイダル型電源トランス+22,000μF*2基による、強力な電源部との組み合わせで、
5.1Aの定格出力電流と、80Aの瞬時電源供給能力を誇ります。
出力コンセントにはホスピタル・グレードの3Pタイプを使用。
背面パネルに、合計8個装備しています。
3月8日(水)までの、期間限定デモンストレーションとなります。
Accuphase PS-530 クリーン電源 NEW
定価430,000円(税別)
定格出力容量 : 510VA(連続出力)
定格出力電圧 : AC100V±1V
定格出力電流 : 5.1A
出力周波数 : 50/60Hz(入力周波数に同期)
瞬時電流供給能力 : 80A
出力波形全高調波ひずみ率 : 0.08%以下
AC出力端子(AC出力コンセント) : リア*8個
定格入力電圧 : AC100V(入力電圧範囲 : AC90V~110V)
入力周波数 : 50/60Hz
冷却方式 : 自然空冷
サイズ : W465mm*H181mm*D386mm
重量 : 24kg
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