『Helca 1』はケーブルに巻き付けて使用する、ケーブル専用のインシュレーターです。
※KRYNA Helca 1 ケーブルインシュレーター NEW
形状は螺旋状。
この螺旋状のチューブの中に『スティッキー溶液』と呼ばれる、
特殊なダンピング液が封入されています。
この溶液は、すでにKRYNAの『D-PROP』や『C-PROP』にも使用されているもので、
『液体のバネ』と言ってよい様な特性を持ち、微振動を消滅させる役割を持っています。
※KRYAN Helca 1 使用例 (電源ケーブル『Acca 5』に巻き付けた様子)
『Helca 1』をケーブルに巻き付けると、外部からの振動を遮断するだけでなく、
自身の振動を外部に伝える事がない、仮想的に浮いた状態を作り出します。
今までも床からの振動の問題を、ケーブルを浮かす事で遮断する事を目的とした、
様々なケーブルインシュレーターが開発されてきましたが、
ちょっとした事でずれてしまったり、ケーブルが交差する様な場合は高さが足りず、
ケーブル同士が触れてしまう事で、互いに影響しあってしまう事もありました。
またそれらインシュレーターは、床の上のケーブルに対しての対策は行えましたが、
ラック裏でケーブル同士が当たっている場合や、
ラックなどに触れているケーブルに対しての対策は不可能でした。
『Helca 1』では、ケーブルの周囲が全て囲まれていますから、
ケーブルが交差する様な場所でも、ラックに触れている様な状態でも、
その効果を発揮してくれる点が画期的と言えます。
本来は振動対策の為の製品でしたが、オーディオスクェアの他店のイベントで、
デジタル系のケーブルに使用した際に高い効果が表れるなど、
『振動以外に、高周波ノイズ等の削減効果もあるのでは?』
という指摘が各方面から出ており、只今『スティッキー溶液』を共同開発した、
近畿大学工学部・機械工学科の西村公伸教授が、電気的なノイズの遮断性など、
様々な見地から効果に対しての研究も進められているそうです。
今回は電源ケーブルに巻き付けて効果を確認させて頂きました。
まずはCDプレーヤーの電源ケーブルを交換。
巻き付けたものと巻き付けていないもので比較です。
まず感じたのが、低域の重心が低くなる点。低域が下に延び、重量感がアップします。
ボーカルは、音の消えぎわの細かな揺れがより明確に。
ディテール描写が上がる事で、丁寧に歌っている感じがより引き立ちます。
一つ一つの音の分離が良くなり、空間上の定位も明確になり、より広さ高さを感じます。
同じ電源ケーブルが2本あったので、もう1本にも巻き付け、
プリアンプの電源ケーブルも交換してみました。
すると、上記の魅力として感じた部分がさらに引き出されました。
音色の変化がほとんど感じられないのも魅力です。
その為、使用する場所を増やしても、いやなキャラクターが乗りにくい点も魅力です。
まずは今回の様に電源ケーブルから。徐々に使用する箇所を増やしていくと良いでしょう。
KRYNA Helca 1 ケーブルインシュレーター NEW
定価11,000円(1本/税別)
適合ケーブル径 : Φ20mmまで
対応ケーブル長 : 0.75~1.5m
※チューブは伸縮するので、使用するケーブル長にあわせて使用可能です。
1.5m以上の場合は、2本連結して使用して頂ければOKです。
10月から11月にかけて、オーディオスクェア各店で、
『Helca 1』の効果をご体験頂ける試聴会を予定しています。
オーディオスクェア藤沢店では11月18日(土)の開催が決定しました。
https://nojima-audiosquare.blogspot.jp/2017/09/krynahelca-11118.html
▽△
0 件のコメント:
コメントを投稿