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2018年6月26日火曜日

『OTOTEN 2018』で参考出品されていたmarantzの新製品、SACDプレーヤー『SA-12』とプリメインアンプ『PM-12』が正式発表されました。

6月16日(土)、17日(日)の2日間、
東京・有楽町の東京国際フォーラムで開催された『OTOTEN 2018』で、
参考出品されていたmarantzの新製品、
SACDプレーヤーの『SA-12』とプリメインアンプの『PM-12』が正式発表されました。

発売は7月中旬からとなります。


『OTOTEN 2018』での参考出品の様子はこちら↓
https://nojima-audiosquare.blogspot.com/2018/06/ototen-2018denonmarantz.html


※marantz SA-12 SACDプレーヤー(上) PM-12 プリメインアンプ(下)

『SA-12』、『PM-12』は、『10 Series』のコンセプトと技術を継承したモデルで、
『SA-14S1』、『PM-14S1』の後継モデルとなります。

共に定価は300,000円(税別)。
上位モデルのエッセンスを、より身近にしてくれる、注目の製品です。


まずは、SACDプレーヤーの『SA-12』。


※marantz SA-12 USB-DAC機能搭載SACDプレーヤー NEW

最大のトピックスは『SA-10』に搭載された、
オリジナル・ディスクリートD/Aコンバーター『Marantz Musical Mastering』の採用です。

『Marantz Musical Mastering(MMM)』は、
PCM信号を1bit信号(11.2MHz or 12.3MHz)に変換する『MMM-Stream』と、
1bit信号をアナログ信号に変換するローパスフィルターと、
I/V変換を行う『MMM-Conversion』によって構成されるオリジナル回路です。
もちろん『MMM-Stream』と『MMM-Conversion』の間には、
独自の『コンプリート・デジタル・アイソレーション回路』を配する事で、
デジタル回路とアナログ回路を分離、高周波ノイズの悪影響を排除しています。


※SA-12のMMM-Conversion回路

DSD系・最大11.2MHz、PCM系・最大384kHz/32bitに対応した、
USB-DAC機能も継承されています。

正確なD/A変換を実現するクロックには、上位モデル『SA-10』に搭載されたものより、
さらに15dBも位相雑音を改善した、新世代の超低位相雑音クロックを搭載しています。


※marantz SA-12 内部

さらに、搭載されるメカは、『SA-10』と同じオリジナルメカ『SACDM-3』。
DVD-R等に記録されたDSDファイル(最大5.6MHz)や、
最大192kHz/24bitまでのPCM系ファイル(WAV、FLAC等)の再生にも対応しています。

電源トランスに関しても『SA-10』と、同等のコアサイズを持つトロイダル型トランスと、
同容量(4,700μF)のニチコン製マランツ専用カスタムコンデンサーを搭載する事で、
ゆとりのある電源供給を実現しています。


※marantz SA-12 背面

この様に基本回路や構成は『SA-10』を継承しつつ、
アナログ音声出力のバランス回路を省くなど、一部を簡素化する事で、
より現実的な価格を実現しています。



プリメインアンプ『PM-12』には『PM-10』にも搭載された、
Hypex社のスイッチングアンプ・モジュール『NC500』が採用されています。


※marantz PM-12 プリメインアンプ NEW

高効率のスイッチングアンプと、
スイッチング電源(Hypex社SMPS600)を採用する事で生まれたスペースに、
『PM-10』と同様に充実したプリアンプ部を搭載しています。


※marantz PM-12 内部

筐体の中央にあるトロイダルトランスはプリアンプ用のもの。
OFC巻線の特注品を採用しています。
整流回路には超低リーク電流ショットキーバリアダイオードを採用すると共に、
6,800μF*2基のカスタムブロックコンデンサーを組み合せ、
従来比4倍の電源供給能力を実現しています。

その奥にあるのがHypex社の『NC500』を採用したパワーアンプ部です。
左奥に配置されているのがパワーアンプ用の電源部となっており、
プリアンプ部とパワーアンプ部にそれぞれ独立した電源を搭載しています。


※PM-12のプリアンプ回路

『PM-12』はアンバランス入力専用の設計。
Hypex社『NC500』の入力部はバランス入力なので、
この回路上でアンバランス→バランス変換も行っています。
ボリュームコントロール用のICはより高性能なJRC製を採用しました。

またフォノイコライザーは『PM-10』同様に専用独立基板を採用。
新たに開発された『Marantz Musical Premium Phono EQ』は、
ゲイン20dBのMCヘッドアンプと、ゲイン40dBの無帰還型フォノイコライザーの本格派。
信号経路はもちろん全てディスクリート構成となっています。
イコライザーの基板はスチール+珪素鋼板のシールドケースに収められています。


パワーアンプの出力段に関しては、
4基のモジュールをBTL構成で使用してた『PM-10』に対し、
『PM-12』では2基のモジュールによる出力となっています。

それでも出力は、チャンネル辺り100w(8Ω)、200w(4Ω)とかなりのものです。


※Hypex社NC500モジュールを採用したパワーアンプ部

コンパクトなモジュールの利点を生かし、スピーカー端子の基板に直接取付ける事で、
モジュールから端子までの距離を10mmと驚異的に短縮。
配線引回しの為のコネクターなどが無くなる事で、接点数も半減しています。


※marantz PM-12 背面

スピーカー端子には前作『PM-14S1』でも好評の、純銅削り出しを採用。
さらに、CDとフォノの入力端子には、
『10 Series』にも採用された純銅削り出しを採用しています。
こちらの端子は『SA-12』の出力端子にも採用されています。



marantz
SA-12 USB-DAC機能搭載SACDプレーヤー NEW
定価300,000円(税別) 7月中旬発売開始

再生対応ディスク
 ・SACD、CD、CD-R、CD-RW
 ・DVD-R等のデータディスク(DSD系・最大5.6MHz、PCM系・最大192kHz/24bit)
出力端子
 ・RCA端子*1系統
 ・ヘッドフォン端子(Φ6.3mm)*1系統
デジタル出力端子 : 同軸1系統、光1系統
デジタル入力端子
 ・同軸、光*各1系統 : 最大192kHz/24bit対応
 ・USB-A端子*1系統 : DSD系・最大5.6MHz、PCM系・最大192kHz/24bit
 ・USB-B端子*1系統 : DSD系・最大11.2MHz、PCM系・最大384kHz/32bit
サイズ : W440mm*H123mm*D419mm(最大サイズ)
重量 : 16.4kg


PM-12 プリメインアンプ NEW
定価300,000円(税別) 7月中旬発売開始

定格出力 : 100w+100w(8Ω)、200w+200w(4Ω)
周波数特性 : 5Hz~50kHz(±3dB、CD、1w、8Ω)
ダンピングファクター : 500(8Ω/20Hz~20kHz)
入力端子
 ・アナログ入力(RCA端子)*5系統
 ・フォノ入力(MM/MC対応)*1系統
 ・パワーアンプダイレクト入力(RCA端子)*1系統
出力
 ・RECアウト*2系統
 ・ヘッドフォン端子(Φ6.3mm)*1系統
消費電力 : 130w
サイズ : W440mm*H123mm*D453mm(最大サイズ)
重量 : 15.3kg



ご予約受付を開始しました。
オーディオスクェア藤沢店 TEL 0466-31-0603




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