東京・有楽町の東京国際フォーラムで開催された『OTOTEN 2018』で、
気になったモデルをご紹介させて頂きます。
今回は、SAECのブースに展示されていた新型トーンアーム『WE-4700』。
5月にドイツ・ミュンヘンで開催された『HIGH END 2018』で発表されたトーンアームです。
※SAEC WE-4700 トーンアーム NEW
SAECブランドのトーンアームとしては、
1980年代中ごろまで生産された『WE-407/23』以来の製品となります。
もちろんSAECの特徴であったダブルナイフエッジを軸受けに採用しています。
※WE-4700に採用されたダブルナイフエッジ
1980年代には不可能であった、更なる高精度が現在の技術により可能になりました。
『WE-407』の加工精度は±1/500mm以下と、『超高精度』と言えるものでしたが、
『WE-4700』はさらに10倍ほど加工精度が上がっているとの事です。
また、板金加工が採用されたパーツも、削り出しに変更するなど、
日本の金属加工技術の粋を集めた製品となっています。
金属加工を行うのは株式会社内野精工。
内視鏡をはじめとする医療機器や、オーディオ関連(カートリッジのボディ製作)、
光学系機器などの分野で、高い評価を得ている企業との事です。
既に多くの情報が世界中を駆け巡る程、注目されている製品です。
一部海外の情報サイトでは、売価8,500~9,500ドル(米国)との情報も流れています。
正式発売までは、まだまだ多くの課題が残されており、
販売価格、発売開始時期等に関しては、現段階では全く未定との事ですが、
その製品レベルを考えると、正式発売に期待がかかります。
▽△
0 件のコメント:
コメントを投稿