今となっては、懐かしいオーディオアクセサリーです。
CD登場の初期のころは、
今のようにプレーヤーの高周波対策がきちんとされてはいませんでした。
その為、CDプレーヤーはノイズの発生源でもあったといえます。
一部のプロ用CDプレーヤーには、
プロ機の定石として出力トランスを搭載している製品があり、
これらの音の良さがトランスの影響では?と、
当時は多くのメーカーが『ライントランス』と呼ばれるアクセサリーを販売しました。
トランスはご存知の通り、信号をアイソレーションし、高周波を遮断する能力を持っています。
それを活かして、トランス以降はCDプレーヤーからの高周波がカットされるようにしたのです。
その後CDプレーヤーは急速な技術発展をとげ、
現在では高周波の影響は、高性能CDプレーヤーでは、
無視できるレベルになったといわれています。
そして現在。
PCオーディオ、ネットワークオーディオという新しいジャンルが生まれ、
先の高周波の問題が、再注目されることとなりました。
marzntzやDENONのUSB-DAC機能付SACDプレーヤーが、
PCからの入力に対して、厳重な高周波対策をほどこした事は、皆さんご存知と思います。
入力時に厳重な対策をして、高周波を押さえ込むことは理想ですが、
コスト面で厳しい事も事実です(将来的には多くのモデルが対策される事でしょうが)。
その他にも、オーディオ機器の電源に、スイッチング電源が使用されることも増え、
高周波対策が再度見直される事になっています、
そこで、今回のKRIPTON(クリプトン)『LT-10Ⅱ』、ライントランスの話となります。
※KRIPTON LT-10Ⅱ ライントランス
見ての通りのシンプルな製品。
中身は、信号を通過させる為のトランスだけですから、電源も要りません。
ケースは銅メッキされていますので、ノイズ対策も万全です。
中のトランスは、PCOCC巻線のスーパー・パーマロイコアを使用した贅沢な内容です。
アクセサリー機能としてRCA→XLR(2番HOT)の変換が可能です。
LT-10Ⅱ ライントランス 基本スペック
周波数特性 : 10Hz~100kHz(RCA端子使用時)
入力インピーダンス : 65kΩ(RCA端子使用時)/1kHz
出力インピーダンス : 300Ω(RCA端子使用時)/1kHz・供給側1kΩ時
電圧利得 : RCA出力/-6db、バランス(XLR)出力/0db
不可抵抗 : 47kΩ
サイズ : W135mm*H88mm*D126mm
重量 : 1.2kg
出力インピーダンスを下げる為、RCA出力時はダイレクトに接続した時より、
音量が小さくなりますのでご了承下さい。
メーカー生産完了のため、店頭デモ機のみの処分特価です。
定価48,300円(税込) → 販売価格30,000円(税込)
1台限定ですので、お早めに。
ご売約済みです。
先にも書きましたが、USB-DAC、ネットワークプレーヤーを使用している方、
スイッチング電源を使用したプレーヤーをお使いの方にオススメします。
そうそう、1980年代のCDプレーヤーユーザーにもオススメです。
(marantzとか、SONYとか、Victorとか・・・)
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